旅立つタケルを見送るみんな。
いつもの女性陣に加え、同じ高校の五人。
特にこの三馬鹿+女の子二人の理解と友情はタケルにとってどれだけ嬉しかったことだろう。
異世界事情を知る仲間と違い、高校の友人達はその事情を知らずともタケルの人となりに触れ、タケルを信じてくれた訳だから。
これからのタケルにとって、この体験は大きな意味を持つ気がする。
良かったね、タケル。
作者からの返信
@sigetiyo様、いつもご愛読とコメントをいただき誠にありがとうございます、Ginranです!
おっしゃる通り、この体験はタケルくんに大きな意味をもたらします。
命理さんが言っていたとおり、タケルくんのファーストプライオリティはセーレスさんを助けること。
でも地球で大切な友人や仲間を作った経験は、後に彼に、みんなの住むこの星を守りたいという動機を与えます。
たったこれだけで。見送られただけで。そう思うかもしれませんが、ようやく手にした本物の友情なので、彼にとっては手放し難いものになってしまいます。
後に地球と交流を始める切っ掛けも、元々タケルくんが地球人で、異世界に戻って王様をやりつつも、たまに地球に来て家族と遊んでいたからにほかなりません。
彼の一途な願いから始まった行動は、実は周りに結構いい印象を与えていたようですね。
一番大切な人を取り戻す為の旅路も、
間も無く終りを迎える様ですね。
その前に、
地球上に帰還し、
僅かな時間ながらも育んだ、
友人達との人間関係と理解と友情。
エアリスの理解と支援が有ったとは言え、
アダムとの決着を付け、
セーレスを助け出す為に、
指定場所に向かうタケル君には、
これ以上無いエールに成ったのではないでしょうかね。
絶え間無い今試練の旅立ちの中、
新たな出会いと別れの狭間を
肩を並べながら進んで行くさ。
この歌詞、
今のタケル君の心境でしょうね。
作者からの返信
須藤 恭也様、連続でのコメントをいただき誠にありがとうございます、Ginranです!
その歌は……アイアンリーガー? またえらく懐かしいものをww
確かにそのとおりですね、タケルくんにとって本来なら孤独な戦いのはずなのに、いつの間にか支援者や理解者ができていることに彼も気づいたことでしょう。
ただ愛するものを取り戻したいという純粋で綺麗な願いから行動してきた結果、そのようなヒトたちを生み出してきたのだと思います。
セーレスさんのことを知らなかった友人たちがタケルくんを信じてくれていたことの意味は本当に大きく、後にタケルくんが地球を守る動機づけにもなります。命理さんは本当に余計な心配をしていたと言えますねw