応援コメント

第108話 歩兵拡張装甲③ イブリスの祠~巨大生物の脅威」への応援コメント


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    アダム・スミスって、だだのアメリカ軍人なのに、何故ここまで手広く行動出来るの?
    本来ならC◯Aがやるべき仕事も混ざっている様な気がするんだけど?( ゚Д゚)
    大統領(この時点ならト◯ンプ?)に特命でも受けているのかな??( ゚Д゚)

    作者からの返信

    @bunsainashi-yomisen様、いつもコメントいただき誠にありがとうございます、Ginranです!

    うわ、核心的な質問キタコレですねw その答えは全部のネタバレに等しいですw

    後にも語られますが……というかアダム・スムスの正体に疑問を持って、説明を受けるキャラとしてマリア・スウ・ズムウォルトを登場させたのです。でもそれではあんまりなので、彼女はセレスティアの親友になり、後々最強の中二機体に乗って最終決戦で無双する予定ですw

    アダム・スミスがフットワーク軽い理由は、世界中にお友達がいるからです。ほとんどの権力者や富豪は彼のマブダチです。

    アメリカ軍に身をおいているのは、それが彼の目的を遂行するために一番動きやすいからです。そのための権限を彼は上からすぐに取り付けることができます。なぜなら昔からの友達だから。今の大統領も学生時代からバカをやった友達なのです。

    ちゃんとネタバレが本編で出てくるので、ここで全部言ってもいいものかどうか迷うのですが、今までさんざんネタバレしてるのでまあいいかなw

    本編でも後々に説明されます。
    ここで読みたくないという場合は以下を飛ばしてくださいませ。↓













    はっきり言うと、アダム・スミスはただの人間ではありません。

    本文の言葉を引用するなら、タケルくんは「個の極限」。アダム・スミスは「群体の頂点」に立つ男です。

    彼は地球人類の王として選ばれ、滅びの時を回避するために英雄を目指すものなのです。

    ある日突然、ひとりの青年が電波を受信しました。それはかつて二度の大災害が地球に降り掛かったときの記憶でした。

    地球生誕以来、幾度も栄えた超文明は「宇宙人」たちによって滅ぼされ、そのたびに人類は僅かな生き残りからすべてをやり直さなければなりませんでした。

    そんなかつて滅んできた人類の共通の願い。侵略者を倒せ、という意思を受信したのがアダム・スミスです。

    彼は三人目のアダムであり、一人目と二人目は宇宙人に人類ごと滅ばされました。

    ならば今度は自分が宇宙人を倒して英雄になろうと決心します。決心した瞬間、彼は人類の王となり、以降、年を取らなくなりました。

    彼が人類の王になって200年が経過しました。人類はやっぱり滅ぼされかけていました。

    彼は科学の力で人類を強化する鎧を作りました。ですが脆弱な人類の身体は強い鎧に耐えられませんでした。

    なんとか人類を強化(進化)できないものか。そこで彼はその答えを異世界に求めます。人類の滅びの記憶の中で、かつては魔力と呼ばれる生命エネルギーが人類にはあったのにも関わらず、宇宙人によって二度も滅ぼされたことで、魔力は失われてしまいました。

    ならば魔力を持った人類のいる世界に行って魔力を研究すればいい。アダム・スミスは異世界に行くことにしました。

    彼は大災害で滅びの危機に瀕している50年後(タケルくんが今地球にいる時間から数えて50年後)の地球から救済を求めて魔法世界に渡航した地球人類なのです。

    魔法世界では30年の時間が過ぎました。

    彼は他の種族、とくに獣人種に対して病的なまでの恨みを持つ一人の青年に協力して宗教指導者に仕立て上げ、金と人員を確保し、聖なる都に未来の技術でかろうじて作れた「ゲート」を再現しました。

    100万人の犠牲の元、魔法師を伴って地球に帰還した彼でしたが、そこは厳密には彼の知る地球ではありませんでした。

    彼のいた地球より60年も前の地球。未だ滅びの時がやってくる前の地球だったのです。

    アダム・スミスは歓喜しました。今度こそ勝てる。今度こそ滅びを回避できる。誰でもない自分自身が英雄になれると確信しました。

    本来、異世界から地球に渡航するための手段はふたつしかありません。とてつもない時間をかけて宇宙船で行き来するか、聖剣という神様のシステムを使って「ゲート」を開くかです。

    アダム・スミスの「ゲート」はそのどちらでもない、非正規の渡航手段でした。神様の摂理を曲げて別の世界へと渡ったものは厳格な神様のルールに従って天罰が下ります。

    彼と一緒に地球へと渡り、ヒト種族が単独で頂点を極める世界に憧れていたかつての青年は急激に老化が進んですぐに死んでしまいました。

    ですがアダム・スミスは平気でした。なぜなら彼はヒトと時間の理から外れた存在だったからです。

    さて、それではセーレスさんはどうなってしまったのでしょう。その答えの一端は次と次のお話で少しだけ明らかになると思います。

  • 祠の悪魔の正体、
    生き残りの一体なんですね。

    ここで、
    スミスが載ってきたのが、
    歩兵拡張装甲の試作機ですかね?

    マリアさん、
    逃れられない渦に、
    入ってしまいましたね。

    作者からの返信

    須藤 恭也様、毎度読了と感想コメントをありがとうございます、Ginranです!

    おっしゃる通り、多分二回目のカタストロフの生き残りですね。

    奴らはカテゴリーが三段階あり、二段階め(ティガ)になると最初から成体で生まれてきますが、一段階目(ノル)までは卵から孵ります。

    メルパカン島にいたのは太古の生き残りであり、卵の状態であったのを現地人が珍しがって洞窟奥に安置していたのが悲劇の始まりでした。

    数千年なのか数万年なのかは定かではありませんが、長い時間をかけて羽化した生き残りは、これまた長い時間をかけて進化し、限られた環境から貪欲に栄養素を取り込んで膨らんでいきます。

    それに伴い、ようやく動き出せるくらいに知能も上がり、そうして家畜や人間の肉の味を覚えて急速に巨大化したものと思われます。

    マリアは、人類最強の剣なのですが、実は最終決戦後は障害が残ってしまった設定があります。異世界嫁には出せるかな……? お気に入りのキャラではあるのですが^^;

    ※追記
    おっしゃるとおり、アダム・スミスが乗っていた機体は第3世代型I.E.A(歩兵拡張装甲)の試作機になります。

    設定として航空機の概念を取り入れた初めての発想のもとに作られました。異世界で魔法師を拐かし、そして地球帰還を果たすまでの長い時間の中でたっぷりと考えに考えて着想を練っていた機体で、以降の滑空や飛行を取り入れた機体の原点として零零式ベルキーバ(羽音)という名前がついています。

    まさか後にネオジ○ングになってしまうとは、私もこのお話を書いてるときは思いもしませんでしたww

    編集済