第4話
4つの帝国軍から手紙の返事が来た
シルビィは内容を見て、怒りを覚えた
シルビィ「なにこれ…!!世界がどうなってもいいと言うの?!」
そう、手紙の返事の内容は、ルクサント帝国軍と協力出来ないという内容だった
元々この世界ミルシエにある6つの帝国軍はあまり仲がよくないのだ
お互いの土地や価値観を押し付けしたり奪いあったりしている
クレイ帝国軍が破壊された今だからこそ協力したいというシルビィの思いは無下にされた
シルビィ「協力しないでどうやって魔王ラハトを倒すというの!?」
怒りの声を聞いたリクトが駆けつけてきた
リクト「団長、どうした??」
シルビィ「リクト、これを見て」
シルビィはリクトに手紙を渡し、リクトは渋い顔をして手紙を見た
リクト「なるほどな、ルクサント帝国軍には協力出来ないってわけか」
シルビィ「これからどうしたらいいの…」
リクト「どうするもない、俺達だけで戦うしかない」
シルビィ「勝てるわけないじゃない!」
リクト「やってみなきゃわからないだろ!」
シルビィ達は焦っていたいくら仲が悪いと言っても世界の危機なのだから、1つの帝国軍ぐらいは力を貸してくれると思っていたからだ
その考えが甘かったのかもしれない
シルビィ「喧嘩しても仕方ないよ、リクト他の帝国軍に足を運んで直談判しよう」
リクト「それでも力を貸してくれないようならどうするんだ?」
シルビィ「やりたくはないけど、戦うしかないよ…」
そう、帝国軍には、団長同士で戦って物事の左右を決めるルールがあったのだ
だが、しかし、シルビィは他の4つの帝国軍の団長より確実に弱いのだ
リクト「どうやって勝つのか秘策はあるのか?団長」
シルビィ「ないよ、でもやるしかない」
これまでも幾度となくルクサント帝国軍を狙って他の帝国軍達が来たこともあった
だが、リクトがシルビィを守り続けて来た
クレイ帝国軍ロゼリアが言った、あのシルビィとはリクトという絶対的な守りがあるという意味だったのだ
姿を見せてないのは、シルビィ自体としては弱い部類に入る、リクトが付いていかないと
敵のど真ん中に入ると同じことだったのだ
シルビィは、リクトを連れ、4つの帝国軍の1つ
シャルティエ帝国軍へと向かった
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