第17話 衆道村のお礼参り

前書き

※クリーチャーバスターX=CBX

RTAを語るTASさんなので初投稿です。

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御礼どころかお礼参りされちゃうRTAはーじまーるよー



ゴブリン討伐中に自称魔王軍四天王の配下(笑)が現れるも開始1フレームで退場。見事返り討ちにした前回。

紅い居館のメイドごとくムービーさんの時間を操る程度の能力を悪用し魔王軍四天王配下の鷲頭怪人を撃破した走者†SHAO†は、目の前に倒れた鳥頭怪人の中から出てきた老人に困惑していた。


な、わけないんですけどねー。


先にこのストーリークエストの結末を言ってしまいますと、この老人は四天王配下に身体を乗っ取られていたとか、意識があったが体は動かなかったなどと言いますが、じつはムービーで死んだように見えたグリフィンさんは実は生きています。


死んだふりして人間に化けて、人間に紛れて潜伏していた魔族の集結地にプレイヤーを連れて行き嬲り殺そうとしてくるクソイベントです。


村に着くなり逞しい魔族の男たちに囲まれ乱暴に襲いかかられます。

そんなっ!いやっ!あ、アッーー!!!!!↑


お礼に村でご馳走を食べさせてあげるといわれのこのこついていく(ムービーなので回避不可)と魔王軍にお礼参りされます。この村を通称 衆道村と呼びます。

(CBX wiki掲載)


本来は負けイベントなのですが、ステータスがカンストしていればやり方次第で勝てますし、危ないようなら街まで逃げればNPCが犠牲になって食い止めてくれるので安心です。


何故わざわざ負けイベントなんかを受注したかといえば邪竜討伐戦にて必要になる"無"を手に入れる為、下準備をしにきたというのがひとつ、魔王軍を殺すと、魔王軍全体のヘイトも稼げる為に必要なんです。

勇者くんに勇者としての活動をさせず、敵が花の蜜に吸い寄せられるがごとく魔王軍関連の敵が自分にやってきます。やったね。


"無"については邪龍クエストを開始してからでもお話しします。


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「"中から人が!?"」


ムービーに入ったみたいですね、またしても勝手に体が動かされて口も喋ってます。プライバシーの侵害だぞコラ


"魔王軍四天王配下鷲怪人グリフィンの中から現れたのは人間だった。肌に刻まれた皺と白く色抜けた髪。どうやら老人らしい。もしかして殺してしまったのだろうか、人を手に染めてしまうなんて、さっきまでの高翼感は抜け、緊張とは別で心臓がドクドクと唸っていた"


「"ぼ、僕が殺した……僕が……"」


いやw今更なんだよなぁ。

葬儀屋とかNPC10000体以上の殺害でつく不名誉な称号ついちゃってるし。


「………う、……」


狸寝入りしてんじゃねえよ、この妖怪ジジイが!ムービーじゃなければ蹴りをいれてますね。


「"生きてた!、はっ!?……大丈夫ですか"」


"あなたは老人を揺すった。揺すられた老人は起き上がって吐いた"


「ゆ、揺すらんでくれ!」


「"大丈夫ですか?!"」


"あなたは突然吐いた老人に驚いた、老人は鷲怪人になっていたのでもしかしたら悪いものが溜まっていて吐けば元気になるのではないか、あなたは激しく老人を揺すった"


「や、やめ……オロロロロロロ……」


もはや悪意の塊や……。

この物語(ムービー)上のプレイヤーキャラクターは、極めて正義感に溢れるキャラとは書いてありましたが、私個人としてはただ情緒不安定だと思っています。


"なんやかんやあって老人はあなたを村に招待してくれるらしい、あなたは村に行くことにした"


雑ッ!!!!!!?

なんやかんやの部分が一番いるだろ。というツッコミは受け付けていません。

ムービーの半分は老人が吐くサービスシーンだけでしたね。


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少女移動中


あっ。ムービーが終わりました。

村に着いたみたいです。


ここからも人間のフリしたグリフィンさんがペチャクチャ喋りますが、ムービーではないので自由行動できます。


村人がほとんど魔王軍だということはわかっているのでさっさと殺しに行きます。


この衆道村はグリフィン兄貴の案内がないといけない特別マップです。


全裸でパンイチなのはこれまで同様、木の棒を左に、右に盾を装備して準備完了です。


「さあさあ、勇者さま着きました、私たちの村です、歓迎のじゅ」

「案内御苦労」


再び投擲された木の棒が人間に化けたグリフィン兄貴の頭を粉砕します。

アイテムスロットに鍵を開けたアイテムは耐久値0で破壊以外では紛失しなくなるので投げた木の棒は回収せず木に向かってダッシュします。

はい、一定距離離れたので木の棒がアイテムスロットに戻ってきました。


木に当たると吹っ飛びが発生するバグがあるというのは説明しましたね。


木に向かってダッシュ、当たる少し前から吹っ飛ぶという結果が付与されるので、盾を構え木にぶつかります。

盾を構えてパディしてしまうと吹っ飛ばなくなるのですが、吹っ飛ぶという結果が付与された状態で吹っ飛ばなくなるという効果を発動することによりバグが連鎖し吹っ飛び時の周囲を巻き込むノックバック性と速度上昇が付与されたままになります。これは盾を装備している間、永続的なものになります。RTAするならこれをするっきゃねえ。


ただ止まれない上、何もかも吹っ飛ばしてしまうので注意。


このまま村に突撃しましょう。


神風特攻をぶちかまして人質諸共本性を現していない魔王軍を蹴散らしてやります。


グリフィン兄貴に道案内をさせ、村に入る前にぶち殺すことで村人の魔王軍化イベントのフラグが折れ魔族に変身してない人間形態(弱体化)したまま、容易に殲滅できるようになります。


「飛鳥文化カウンターアタッックッッッ!!!!!」


ほぉっほぉっほぉ、古今東西、奇襲は飛鳥文化アタックと決まっておるのじゃ。


青いハリネズミに勝る速さで村を駆け抜けていく。回避スキルで方向転換しながら建物と建物の間を走り抜けるだけで、建物は木片となって吹き飛ばされ、NPCを体のアバターを絡ませながら肢体をあらぬ方向に捻じ曲げながら空へと舞い上がる。



本来、負けイベなのでクエストクリアのシステムコールは登場しませんが、ちゃんと魔族の討伐数はカウントされているはずなので、……全ては計画通り……。


負けイベの終了条件が人質の死亡なので最後まで残して村人を皆殺しにし、マップ脱出用に最後に跳ね飛ばします。


「デザートは最後、来世で会いましょう、異世界転生アタック」


「きゃあああ!!!!!」



はい、死にました。

人質NPCの死と同時に視界が暗転、最寄りのマップにランダムで飛ばされます。


《ゴブリン討伐 推奨25》これにて了。


青ハリネズミの速度を維持したまま次のクエストに向かいますが、今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。



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