第16話 悪意たっぷりチョコたっぷり初見殺しなクエスト
前書き
ゆっくり系RTA動画風の魔王討伐。
前回の続きです。
基本的に魔王討伐までこのノリ。
不評だったらこれっきりにしますが……。
転移なのに主人公の名前とか容姿に一切触れてないので初投稿です。
ーーーーーーーーーーーー
第1作目なのにX(クロス)のRTAはーじまーるよー
今回は続きpart2です。見ていない方は以下URLから観覧下さい
https://estar.jp/novels/25550654/viewer?p……
おっと、始める前に実機席のジョンカビラさんからのリクエストがありました、読み上げます。
前回のあらすじを5秒で説明して、
"魔王我殺害目標、少前開始、今組合前"
はい、では続き行くよー!あげて!あげてっ!盛り上げてぇ!!!⑨
ギルド前に到着しました。
ここで素直に入り口から入ると、3分の一の確率でチンピラに、「ガキは家でママのおっぱい吸ってな」と言われるテンプレイベントが発生してしまうので、ギルドには入りません。
そのかわり建物の裏口に回り壁を挟んでクエストボードがある場所でクエストを選択して受注していきます。
どの位置にどんなクエストがあるか把握しているので問題ありません。
はい、壁を貫通してクエストが書かれた紙を入手することができました。
《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》
《魔の境地 推奨400》
《ハンナの薬草採取 推奨600》
《邪竜討伐 推奨4200》
次はクエストを受注したのを確認し壁沿いに移動して今度は受付嬢のいるエリアの壁に向かって話しかけます。
「《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》《魔の境地 推奨400》《ハンナの薬草採取 推奨600》《邪竜討伐 推奨4200》を受注しました。推奨ランクについての説明はご利用でしょうか」
ようこそも、ようこさんもなく、いきなり受注の会話になりますが、3分の一で発生するチンピラに絡まれるイベントとは別にギルドに入りクエストを受注するとギルドについての説明ムービーが入るのですが壁を挟むことで回避できます。
配管工64のジュゲムのムービースキップみたいな技です。
あれは橋の端は橋じゃないみたいな一休さんみたいな原理でしたが、こちらもムービーの発動エリアが建物内にしかないのを利用してのやり方となります。
「はい」
を選択してクエスト受注完了となります。
ちなみに推奨の数値はステータスの合計値ですので、全ステータスカンストの私の戦闘力は4995です。
邪竜討伐は本当にギリギリです。
どうせ、正規ルートでは倒さないので問題ありません。(1919回討伐済み)
さて、ギルドから離れて早速クエストを開始していきたいと……
「おい、あんた!!」
おっと嫌なものを見てしまいました。
勇者くんです。
勇者くんはプレイヤーらしいので予測不能です。すなわち手動の乱数調整でも回避出来ない相手となります。
RTAを始めた今、こいつが1番の敵です。
前転回避モーションでぐるぐる回転しながら街の外をめざします。
「待てよ!おい!待てって言ってんだろ!!」
待ちません。
そう言って待ってくれるのは異世界転移俺tueeee系ストーリーで未来のヒロインズに絡み、ヒロインと主人公に接点を持たせるためだけに作られた哀れなモブキャラだけです。
勇者くんは走って追いかけて来ますが、ステータスカンスト、回避モーションでゴロゴロ転がっているので追いつかれる心配はありません。
「待って行ってんだろうがぁぁぁ!!!!!」
おー、キレたキレた。
「スキル《黄金龍撃斬》」
成金っぽいスキルを発動したみたいですね。剣から飛ぶ斬撃を放って来ましたが、体をすり抜けて直線上にいたNPCが普通に死にました。
回避中なので当たらないのはわりと当たり前でしたな。
黄金とかいう名前なのに黄色だったんだが(笑)
「きゃああああああ!!!!!!」
斬られて死んだNPCが悲鳴をあげました。
お前はもう死んでいる……
はい、衛兵さん無限沸きイベントが発生しました、おめでとうございます。
RTAを邪魔する勇者くんは良心的な衛兵さんたちに任せて外フィールドに向かいましょう。
街を囲う城壁が見えてきました。
後方では衛兵さん方が勇者くんと鬼ごっこをしてらっしゃいますね、そんな暇あったら世界を救え。
「ようこそ」「ようこそ」「ようこそ」
「ようこそ」「ようこそ」
おっと、壁の中に押し込んだ門の衛兵さんがリスポーンしちゃってますね。
まあ、街から出るときはクソカツアゲイベントは発生しないので、素通りします。帰りはまた岩で壁に押し込むことになりますが。
そのまま、回避モーションで転がり通り抜けます。
ゴロゴロ転がりながら進むなんてキューブ版の太鼓の達人のミニゲームみたいですよね。
最初にこなすクエストは
《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》
です。
《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》
《魔の境地 推奨400》
《ハンナの薬草採取 推奨600》
《邪竜討伐 推奨4200》
を受注するルートが魔王フラグ立てて討伐するまでの最短ルートですので覚えておきましょう。
《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》
などと書かれ推奨ランクも極めて低いですが、実はそんなことはありません。
ゴブリンだと侮ってのこのこ火力装備と紙装甲でやってきた初心者を殺す初見殺しのクソクエストです。
ちなみに自分はマルチでの実績解除をしてないので、初期装備防御力1の防具と攻撃力1、耐久値無限の木の棒で魔王討伐まですることになります。
神ゲー時代のシステムで、スタミナや重力制限というものがありますが、クリーチャーバスターXになってからは何故か表示されてません。
そのため、初期装備など防御力がカスで、重力制限で僅かに遅くなるなら外してしまいましょう。
ゴロゴロローリングしながらメニューから装備を全部外します。装備スロットに盾と木の棒を入れたらパンツ一丁の変態の完成です。
あっという間にフィールドの境界を越えて森林マップに着きました。
気をつけなければいけないのは木に触ると吹っ飛びバグがはっせいすることです。気が飛びます。木だけに………。
う"うほっん。なんでもない続きいきます。
ここでゴブリンを5匹狩ります。
すると魔王四天王の部下が登場するのでそいつも殺します。
殺すと中からNPCが出てきて体を取り込まれていた、助けてくれたお礼に村に来て欲しいと言われます。
行くと村人全員魔王軍配下でプレイヤーをリンチしてこようとするので殺し、報酬ゲットすれば《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》はクリアです。
説明ばかりではつまらないので早速殺っていきましょう!
ランランルーゥ!
森をマップに入ると3匹が待ち伏せ、もとい出迎えてくれるのでお礼に現世の呪縛より解放したあげます。
はい、いました。
木刀を構えて急所の首を狙います。
レイピアのように突く突き突き上げ!!!
どっすんどっすん刺して討伐です。
《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》
討伐数 3/5
後二体ですが、これの出現率はランダムなので、早く出てきてくることを祈ります。
神よっ……!
はい、キタキタキタキツネ!!!!!
左手で木刀をなぎ払い右手でもう1匹ね頭をカチ割ります。
これがステータス999のちからよ。
"5/5 quest clear!!
《ゴブリン討伐 5匹 推奨25》"
クエストをクリアしました。
後5秒くらいで次の敵が来るので自分の斜め左後ろに木刀を投げておきます。
この行為は後で説明します。
敵の名前はグリフィン。鷲の頭をした怪人です。hpは400。
カンスト状態のステータスで攻撃力すれば器用999で防御力無視して筋力+武器攻撃力で1000ダメージはいるのでオーバーキルです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「おうおう、弱いものいじめかぁ?」
はい登場しました。
ムービー入ってます。
"森が一気に静まった"
「"だ、誰だおまえ"」
ムービーで勝手にしゃべってますね。
「クックック、知る必要はない。おまえはすぐに死ぬのだからな」
"得体の知れない相手、ゆっくりと振り向くと頭が鷲のようで体から3対の羽を生やした怪物がいた。酷く胸がなる。
鼓動が煩い。冷や汗が背中を伝った"
いやこいつそんな強くないし、冷や汗も出てないわ。
《System:緊急クエスト 魔王四天王配下襲来》
"神の宣託が降った"
神とはSystemのことです。
「"なっ……魔王四天王配下だと……!!"」
「ムッ、俺様のこと知っていたのか」
「"いや、知らん"」
しってます、グリフィンさんですよ。
「まあいい、せっかくの機会だ俺様の名を教えてやろう」
いいです、結構です。
さっき『クックック、知る必要はない。おまえはすぐに死ぬのだから』とか言ったやん。いいから。
「俺様の名はグリフィン!!!!!魔王四天王配下にして最強の魔族!いずれは魔王四天王になる予定だ!クックック」
"嫌な予感が当たった。剣を構える。"
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
あっ、ムービー終わったみたいです。
《quest clear!緊急クエスト 魔王四天王配下襲来》
ムービーが解除された瞬間、鷲頭の怪人にデッカく赤文字で1000と表示される。
クリディカルヒットで防御貫通の1000ダメージです。
ムービーで時間停止していた空間に、鷲頭のグリフィンがわざわざ木刀を投げた位置に来てくれたのでムービーが終わった瞬間が木刀に当たって自滅しました。
はあ、これだから鳥頭は。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「ぐ……ぐぉおぉ……ぉ…………。俺様が……」
《System:緊急クエスト 魔王四天王配下襲来クリアしました》
"グリフィンは崩れ落ちた。
煙がもうもうと立ち上げ、鷲の頭は人間のものへ、羽はふわりと溶けて消えた。
残されたのは高齢の男性だった"
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
この後、魔王配下村でバトルロワイヤル入りますがキリのいいところなのでこれくらいにして、ご視聴ありがとうございました!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます