第2.5件 仲間は大事
いや〜、どうしようか。さっきの黒いローブの連中が勇者と言う事で色々手助けしてくれるのかな〜 。
とか、思っていたけど追い出されるとは…。
「なぁ、そこのお嬢ちゃん。」
白髪の少年がこちらに話かけてきた。
(うぉ、獣耳だ…)
異世界ぽいやつ来た。見た目からして9歳くらいか?自分が小さいから分かりにくい。
というか今、こいつお嬢ちゃんって言ったよな?
「そやけど、えっ?雌やろ?違うん?もしかして異世界から来たん?今異世界って言うたやろ?」
自分の下半身を確認する。
雌でした…。
てっ!ちょっと待て!まさかこいつ心の中を「のぞけま〜す!」
§
「へぇー勇者なぁ…」
話せる見たいなので話していたが、猫に話し掛けている危ない奴と思われたら可哀相なので路地裏のちょっとした広場に移動した。
とりあえずわかった事を言うと。
(この世界は現実とゲームなどの要素を持っていて日本語を使っている、が日本語と言う概念自体はないらしい。そしてこの少年の名前をイナリ=ライチというらしい。)
「とりあえず、お嬢ちゃんのステータスを見てみよか」
イナリが白紙の紙を出す。
「ちょいと失礼」
痛っ!
イナリが体の毛を一本抜いた。
抜いた毛を紙の上に置く、すると毛が燃えだした、跡形も無くなり白紙だった紙に文字が浮かんでいる。
紙には見慣れた文字でこう書かれている。
( 猫 : Lv1 固有スキル:体感バランス超・舐められがち スキル:影展開 技:無し 加護:六道渡り 業:偵察者・勇者 )
うん、分かんねー。
「任せろ!説明したる!」
いや〜、仲間ってイイね!
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