第2.3件 別れの次は、出会いやな。

「もういい!お前とはやっていけん!パーティ解消だ!!」

昼の酒場でスキンヘッドの男が白髪の少年に怒鳴る。

「あぁ!望む所だ!」

男は代金を払うと出ていった。

「はぁ⋯」

またやんか…。

一人になった少年がため息を漏らす。

パーティを組んだ仲間が差別に耐え切れず、すぐに解消される。

差別の理由が、この町にある教会の影響で獣人に対する差別意識がこの町で生まれている。少年は、獣人ではなく、 妖怪 と言う種族なのだが、 妖狐 と言う種類で獣人のような獣耳と獣尾を持っているため差別の対象になっているのだ。

(こんな町さっさとレベル上げて出ていたっるからな!)

とりあえず、パーティはもう無理や、魔獣でも従えるしかない。

少年は代金を払うと店をも後にした。







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