三 くされたるくさほたるとなる 六月九日午後
「葵さん、すごいですね!」
帰ってきた僕は興奮していた。
「なにがですか?」
葵さんはそうでもなさそうだ。すぐに着替えに隣の部屋へ入る。
「霊感ないとか、やっぱり嘘でしょ?」
「ほんまですって」
「なんで旦那さんが亡くなられてるのわかったんですか?」
隣の部屋で袴に着替えている葵さんに、大きな声できく。
社務所自体も狭く、トイレと二部屋しかない。
「旦那さんが見えたとか?」
ほうき立ての横にある入口から入ると、すぐ左に手前の部屋があり、おみくじやら受付やらでも使うスペースとなる。
真ん中にちゃぶ台があり、受付の窓口の反対側に、小さなタンスが置いてある。隣は主に着替えをする部屋で、水屋と洗い場があり、お茶などはそこで用意する。その奥にトイレがある。トイレの横には小さな事務スペースが申し訳程度に設置されていて、パソコンやプリンターがおいてある。
もともと小さな神社で、もうずっと誰も常駐していなかった。
その小さな社務所のふすまの向こうで、葵さんが着替えをしている。
「簡単ですよ。玄関の靴です。若い男性が履くような靴がありませんでしたよね。それに、線香のニオイがしてましたし、どなたか亡くなられてるのは間違いないですが、田中さん夫婦はご健在でした。田中さんも云ってはりましたけど、依頼してくるっていうのは、ご家族がらみかなって」
僕は意外な答えに困惑していた。確かに下駄箱周りも片づいていた。ばあちゃんちのニオイは線香だったのか。
「それだけですか? 離婚されたとも考えられますし、亡くなってるのが娘さんかも知れないですやん」
会話の合間に、パサリと衣服の落ちる音がする。
「テレビの前には螢ちゃんを抱いたご夫婦の写真が立てられてました。離婚して娘さんだけが亡くなってはるんなら、旦那さんと一緒の写真は置きませんよね。表札も二つありましたし」
僕はまだ納得できなかった。
「じゃあ、なんで事故ってわかったんですか⁈」
「急に亡くなるとすると、心不全とか事故だと考えるのが普通ですよね。心不全では『酷い状況』にはなりにくいかなと」
サマーニットを脱いでいるのか、葵さんの声が小さくなったり大きくなったりする。
「マジっすか……」
落胆の色をかくせない僕の呟きに、ゴソゴソと音がして、葵さんの返事が少し遅れて返ってきた。
「光琉くん、柿の木理論って知ってます?」
隣の部屋で葵さんが着替えていることに、意識がないわけではない。そのことを考えると、ドキドキするので、余計に会話に集中する。
「いえ。はじめて聞きました」
障子のむこうで、布の擦れる音がシュルシュルと聞こえる。
「占い師さんが、お庭に柿の木はありますか? と聞くんです。
相手が『あります』と云えば、『それが悪い』と柿の木を切るようにアドバイスし、『ありません』と答えれば、『それが悪い』と云って柿の木を植えるようにアドバイスをする。
どちらにしても、相手には、はじめからこちらがわかっていたように聞こえるというわけです。
こういったことをもとに、依頼主様とのやりとりでは、常に主導権を持っておくことが大切になります。
相手がどんな話をされても、はじめからわかっていたような答えを用意しておくってことです」
その種明かしは、僕をさらにがっかりさせるにはあまりに十分すぎた。だからこそ、そんなはずはないという気持ちが次の質問をつなぐ。
「じゃあ、カメラの位置は? ラップ現象やポルターガイストの場所が螢ちゃんの部屋だってこともあてたじゃないですか」
葵さんからしばらく返事はなく、間もなくして障子があいた。
「螢ちゃんが居る時間が長くて、田中さんが、見た人物を螢ちゃんの友達と間違える場所といえば、螢ちゃんの部屋とその周辺がまっさきに思いつきますよね。ましてや、ここ数日は螢ちゃんはあの部屋に引きこもっているわけですし」
巫女姿に着替えた葵さんは、ちゃぶ台をはさんで僕の向かいに座る。きちんとピアスまで緋色のものに交換されていた。
帰りにコンビニで買ってきた弁当を二人でつつく。遅い昼食だった。
「霊障と云われるものは、疾患の一例だと思っています。
ほとんどが、統合失調症や認知症などと症状がかぶりますしね。
『幽霊を見る』などの幻覚や、『臨死体験』は、大脳皮質の異常や、側頭葉への電気刺激などでも起こるそうで、脳に何らかの障害がある場合もあります。
今回のことは、ラップ現象については家鳴りが原因でしょうし、ポルターガイストや幻覚については認知症の問題も考える必要がありそうです」
がっかりを通り越し、なんだかやるせない気持ちがする。
「田中さんの手、震えてましたよね。湯呑を落とされましたし。いるはずのない人が見える幻覚、動かした覚えのないものが移動している物忘れと合わせるとレビー小体型認知症とかである可能性も考えなくてはいけません」
葵さんはさらに付け足すように云った。
「でも、一番の問題は、螢ちゃんだと思うんです。実在しない誰かと会話をするようなことは、統合失調症にはよく見られることですし」
葵さんの話はそこで途絶えた。
ラップ現象とは、まさに家鳴りのようにパキパキと音がすることだ。それが、ありえないほど頻繁だったり、音が大きかったり、その場の会話に合わせるように鳴ったりすることから、霊的なものと疑われるものをそう呼ぶ。
家鳴りの方は、建材が乾燥したり湿気たりして膨張、収縮するさいに鳴る音だと云われているが、はっきりした原因はわかっていない。どちらにせよ、建材同士が擦れる音だ。
ポルターガイストとは、動くはずのないものが勝手に動くことだ。
僕は、気分を変えようと、ほかにも疑問に思っていたことを聞いてみた。
「でも、どうして螢ちゃんのお父さんは蛍をプレゼントしたかったんですかね……」
「さぁ…… それは……名前が蛍だからとか?」
葵さんはその質問には興味がなさそうだった。
「葵さんは、幽霊を信じてないんですか?」
僕はまわりくどいのは好きじゃない。思い切って聞いてみた。
「ナンセンスですよね」
葵さんはお上品に弁当を膝に広げたハンカチの上に置いて右手で持ち、左手の箸でポテトサラダを口に運んだ。
「神様は?」
葵さんは僕の顔を一度見た。
「神職の身でこう云うのはなんですが、やっぱりナンセンスですよね」
すぐに視線を弁当に戻して小さく云った。
僕は軽いショックを受けたが、それらの答えに予想はついていた。聞いたことを後悔しながら、さっきの質問を掻き消すように次を聞いた。
「そう云えば、毘盧遮那仏の涙って、なんで急に有名になったんですか?」
今度は葵さんの表情が変わる。こちらを向いて眼を大きく開ける。
「それ! なんでなんですかね! 私が聞きたいですよー! そもそも毘盧遮那仏の涙なんて、噂になるまで私も知らなかったんですよ? それが、父に聞いてみると、云い伝えが残ってて、本当にうちの神社の勾玉らしいんです! それも、正式な呼び名ではないらしいんですけどっ」
葵さんは今日一番興奮していて、別人のように見えた。
「云い伝えって?」
興味のない話ではなかった。僕はてっきり、宣伝のために神社側が広めた噂だと思っていたからだ。
「なんか、あんまりいい話ではないんですよ。実は」
葵さんの熱気はみるみるもとに冷めていく。
「毘盧遮那仏って云うのは、奈良の大仏様ですよね。
その、大仏様とうちで祀っている『天御祖主命』って云う神様が同じだという考えがあったらしいんです。もしかしたら廃仏毀釈を逃れるための口実かも知れませんが。
その神様? 仏様? が、やがてくる人類の滅亡を嘆いて流した涙が、この『毘盧遮那仏の涙』だそうなんです。
父から聞いた話では、等身大の毘盧遮那仏の像と、その掌の上に太極図を表した勾玉が、本殿に祀られているそうです。
それはあくまでも『勾玉』で、『毘盧遮那仏の涙』というのは云い伝えからそう呼ばれるようになった俗称のようです。
仏像の方は廃仏毀釈を逃れるために、よそのお寺からかくまって、本殿に入れられたまま今日まで外の光を浴びたことはまだないそうです。
ただ、その性質から、この勾玉が表に持ち出されるときは、人類の滅亡が迫っているときだと云われているようです。
封印みたいなもんなんでしょうか。
その勾玉がここの毘盧遮那仏の掌の上にあるうちは、大丈夫だそうです。
いったん持ち出されると、人類は、災害や戦争、そういったことによって滅亡に向かって歩み出すそうです。
ただ、この毘盧遮那仏の涙は、その人類滅亡を止めるために、祈った人の生命と引き換えに祈りを叶える力があるそうなんです。
これらの話が『願い事が叶う』っていう噂になったんじゃないかと思うんですが、問題は、このことを知っている人は、最近ではそういないはずだということなんです」
僕は、話の内容を聞いて戸惑った。
どうも、葵さんは巫女でありながら、超現実的な常識人らしい。ところが、僕は知り合いのうさんくさい記者に聞いてまで『霊能師の助手』などという職を選ぶくらいに、こういった話にとても興味がある。
もしこの話が本当なら、誰が噂を広めたかではなく、人類の滅亡が迫っているというところが問題だろう。
「あれ、もうこんな時間ですね」
葵さんのスマホが定時を告げる鐘の音を鳴らしている。
「なんかバタバタした一日ですみませんでした」
葵さんは僕にそう云って頭を下げると、またすぐ隣の部屋に着替えに行ってしまった。
僕は帰りのスクーターの上で、予想以上に疲れ切っていた。
葵しおり。今日から僕の上司にあたる。すごい美人で仕事もできる。
ただ、神職なのに神様を信じてなくて、まったくの現代人だ。霊能師なのに霊感がなく、幽霊を信じていない。そもそも、本職の巫女のくせにピアスをしていたり、髪が短かったり、いろいろ規則も破っている。
インチキ霊能師だ。
「大丈夫かなぁ」
僕は明日からの仕事を思うと心底憂鬱になった。
僕の勤務初日は簡単には終わらなかった。
紹介してくれたお礼と報告を兼ねて、知り合いの記者に会っていたからだ。正確には、呼び出されたというべきか。
「伊藤さん、あれはないっすよ!」
僕はファミレスの椅子に腰かけ、プカプカとタバコをふかす伊藤に云った。
「美人やったやろ?」
元JBCジャパン放送協会所属のフリージャーナリスト伊藤は、関西から出たことがないらしいのに関西弁がうまくない。どこかイントネーションがずれている。
現役で標準語のニュースを読むことが多かったからかも知れない。
「確かに美人でしたけどっ! 霊感ないし、幽霊信じてないのに霊能師ってどうなんですか!」
伊藤ははじめからわかっていたのだろうか。僕の話には興味がない様子で、タバコの煙を大仰に吐き出しながら話題を移した。
「それで、毘盧遮那仏の涙についてはなんかわかったんか?」
そう云えば伊藤に、加茂神社に紹介する代わりに毘盧遮那仏の涙についてわかったことを報告してほしいと云われていた。というよりも、むしろそのために僕は送り出されたと云ってもいいだろう。
「あぁ、わかりましたよ」
僕はカバンからメモを取り出す。
「なんか、人類滅亡を嘆いた毘盧遮那仏が流した涙がモチーフらしくて、そういうわけで、これが世に出てくるときは人類滅亡の危機が迫っているんだそうです。これは、人類滅亡を防ぐために祈った人の思いはなんでも叶えるんですって」
伊藤は表情を変えることなく喫煙を続けていた。
「それは、実際ほんまにあるんか?」
僕はどうして伊藤がこんなものに興味があるのかわからなかった。こんな話が大好きな僕でさえ、考えるまでもなくこの話は眉唾だ。云い伝えとして楽しむのはありだが、実際人類滅亡とか、願いを叶えるとか云われてもピンとこない。名前からして嘘くさい。とてもいい記事になるとは思えない。
「あるらしいですよ。廃仏毀釈を逃れるために仏像と一緒に本殿に入れっぱなしやって葵さんが云ってました。もう何年も本殿は開けられたことがないそうです」
伊藤の手が止まる。
「そうか…… どんなもんや?」
「なんか、白と黒の二つの勾玉を合わせて太極図のように円にしたものって、葵さんがゆってはりました」
「太極図……」
伊藤はさも難しいことを考えているかのような表情で呟いた。
「そんなことより、あの人とうまくやっていく自信ありませんよ! へんなとこでキレるし、めっちゃかわいい笑顔するのに眼が笑ってないときがありますからね……」
僕はメモをカバンにしまうと、明日からが憂鬱だと毒づいてファミレスを出ようとした。
「鴨野。その、毘盧遮那仏の涙、持ち出せへんか?」
伊藤の低い声は、僕をぴたりと黙らせた。背筋が凍るような冷たい声だった。
「なるべく早くに手に入れな……」
伊藤は、俯き加減でそう呟く。
「でも、持ち出したら封印が解けるって、葵さんが云ってました……」
なんとなく怖くなった僕は、伊藤を思い留めようと少しでもマイナスな要素を話した。この男なら、本当にやりかねない。
「あほか。こんなおもろい飯の種が、そんなことくらいで逃がせるかっ。これは今回の報酬や。おまえは口が軽いのが長所やな」
うすぺらい茶封筒が差し出された。
「インチキに勾玉。おもろなってきた!」
伊藤は呟くとフンと鼻をならした。僕はいい気持ちではなかったが、隠すようにそれを受け取る。
「引き続き情報たのむで」
そう云って店を出ていく伊藤の背中を眺めながら、どうしてかとても不愉快な気分に囚われていた。
そもそも、紹介という程のことでもなく、加茂神社で人を募集しているのを教えてくれただけだ。伊藤は情報が欲しかったのだ。僕は伊藤を好きではなかった。ズケズケと人の懐に入ってくるところや、欲の塊といった遠慮のない態度が、なにか暗い気持ちにさせる。どうせ葵さんのことも、タイミングを見て『インチキ霊能師』で記事にするつもりなのだ。
本当は、そんなことで一々思い悩むのも面倒くさい。
愛想笑いをしたり、話題を合わせたり、顔色を窺って色々気を使うのがとても億劫だ。いったい人間は、どうして感じたり、考えたりするんだろう。そんなことができないようになっていれば、淡々と人とも付き合っていけるんだろうに。
おまけにその日はそれでは終わらなかった。
ファミレスからの帰り道、乗っていたスクーターがガス欠をおこし、僕はそれを押して帰る羽目になったのだ。
「おっかしいなぁ。ちゃんと確認してたのになぁ」
なんてついていない一日だ。僕はふと、鈴木家から幽霊を連れて帰ってきたのかなとさえ思った。スマホで現在地を確認し、最寄りのスタンドを探す。雨が止んでいたのが幸いだった。
「すんません」
雑踏に紛れて聞こえる力ない声に、僕は、自分が呼ばれたとは気付かなかった。
「すんません。バイク押してはるお兄さん?」
もう一度呼ばれて振り返る。
「?」
「あぁ、やっぱり」
見覚えのある老紳士と若い女性が立っている。
「えっと……」
残念ながら僕の記憶に女性の姿はまるで残っていない。しばらくは知り合いだとも気づかなかった。
「渡辺ですわ。澪がいつもお世話になってます」
頭をさげる男を見て、ようやく幼なじみのおっちゃんだと気づいた。昔は『澪ちゃんのおっちゃん』と呼んでよく遊んでもらったもんだ。ずいぶん老けていた。
「あぁ!」
「ご無沙汰してます」
驚く僕を見て、男はもう一度丁寧にお辞儀をした。昔から腰の低いところは変わっていない。
「おっちゃん久しぶりやなあ! もしかして澪ちゃん?」
「光琉くん?」
「めっちゃ変わったやん! ぜんぜんわからんかった!」
澪ちゃんは、髪を明るく染め、きつい付けまつ毛をつけ、派手な化粧をして、チューブトップにミニを穿き、見た目はずいぶん違った。いや、まったくの別人だった。それでも、とても明るい笑顔をしていた。うわさなんか嘘のようだ。
「お父さん、先帰ってて」
澪ちゃんはおっちゃんを振り返って促した。おっちゃんは困った顔をして僕を見た。
「大丈夫やから」
澪ちゃんはもう一度強く云った。おっちゃんは今度は苦い笑顔を作って僕に頭を下げた。
「またうちにも遊びに来たって。澪、まっすぐ帰ってくるんやで」
「わかったから!」
澪ちゃんは面倒そうに答えた。僕も頭を下げた。
「光琉くん、めっちゃ久しぶりやなぁ。元気にしてんの?」
細くて長いタバコにジッポで火をつけると、ふーと空に向かって煙を吐いた澪ちゃんは、僕の記憶の中の澪ちゃんとはだいぶ違う気がした。
「う、うん。澪ちゃんは?」
僕はどういう態度をとっていいかわからなかった。自然と声も小さくなる。
「めっちゃ元気。うちのおとんうざいやろ? ほんま腹立つわ」
澪ちゃんは舌打ちする。
「なにしてんの?」
僕がバイクを押しているのを見て不思議そうにしている。
「いや、ガス欠してもうてん」
「なにそれうける! だっさ!」
澪ちゃんは長いネイルの目立つ手をたたいて笑った。どうやら僕の聞いていたいろいろなうわさは間違いらしい。見た目は変わってしまったが、澪ちゃんは昔のまま明るい。
「SNSとかやってる? 番号教えてや」
澪ちゃんはスマホを取り出して、長い爪でも上手に画面を操作しながらそう聞いた。僕もあわててスマホを用意した。
「今から一緒にご飯いかへん?」
澪ちゃんは僕の番号を登録するのに、やはり画面を操作しながら話した。
「いや、ガソリン入れなあかんし」
僕は迷っていた。あれほど憧れていた澪ちゃんの方からこんなに親しく誘ってくれるなんて、あの頃は思いもよらなかった。ただ、久しぶりに会ったからだろうか、たとえようのない違和感があった。濃い化粧をしたり、タバコを吸ったり、変わったのは見た目だけではないような気がした。
「そんなんあとでいいやん」
澪ちゃんは腕を組んでくる。あの頃は、こういうイメージでなかったのは確かだ。
「ごめん。またメールするわ」
僕のつれない返事にむくれ顔をしながらも、澪ちゃんは「会えてよかった」とはにかんで僕を見送ってくれた。
人がなにも感じることなく、なにも考えることがないなら、僕はこのとき、澪ちゃんともうまくやれたんだろう。でも、二年前の事故から今日まで、澪ちゃんがどう感じ、なにを考えてきたのかを思うと、そして、澪ちゃんから感じる違和感を思うと、どういう訳かいたたまれなくなって、すぐにでもうちへ帰って一人になりたかった。
それも僕の考えすぎなのかもしれない。
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