26.5.木村渚と報告記録-5

「やぁ」


 彼は少女にそう呼びかけた。

 砂浜に体育座りして微動だにしない彼女は、目だけを動かしてその男性を目視。話しかけてきた人物が誰かを確認すると、また無言で海へと視線を戻した。

 『この世界での』会話は数えるくらいしかしたことがないのに、この無愛想ぶり。あたしとはえらい違い。

 やっぱり、記憶が混濁してても、彼への嫌悪感はちゃんと残ってるみたい。


「もう暗いし、そろそろ帰るよ」

「……はい」


 少女は立ち上がり、尻についた砂を払い落とす。


「服の汚れはもう気にしないんだね」

「……?」

「いや、なんでもない」


 彼がそう言っても、一番目は何を言われてるのか理解していない様子。

 最初は「ご主人様の服を汚すくらいだったら私が汚れる」とか言ってたのに……自覚すらも失ったか。この辺もだいぶ変化が出ているようだ。


「しかし、ずいぶんと魅入ってたみたいだね。そんなに気に入った? ここ」

「……ええ。ここだけに限った話じゃありませんが」

「……というと?」


 一番目は水平線から目を離さずに端的に答える。


「私は、この世界が全部好きです」

「……」

「毎日がとっても楽しくて、心がポカポカする……こういうのが幸せって言うのかな……よくわかりませんが」

「そうか」


 彼はかけていた眼鏡を外し、自分が着ていた白シャツの裾で拭きながら適当な返事を返した。


「今まで、ここに来た時には本当にここは現実なのかなってずっと思ってました。私の住んでいたところとはまるで違ったから……」

「どう違うんだい?」

「みんなが優しいです」


 即答だった。


「誰も私を蔑まない。殴らない。謗らない。文化とか技術とか、そんなものの違いが気にならないくらいに……驚きでした。」

「ほう……で?」

「最初は、本当に私がこんな幸せでいいのかなって思うばかりでした。こんな卑しくて、何一つ取り柄のない私が……人並みに生きることが出きる世界……でも私がその幸せを享受する資格があるのかなって……」

「……」


 少女は両手を軽く握りしめながらうつむいた。

 対する彼はまだ眼鏡を拭いている。落とす埃もついていないくせに。


「だけど……ここで暮らしているうちに、こう考えるようになりました。『ここが私の求めていた世界なのかな』って」

「……」

「どれだけ周りから迫害されていても、私はそれを普通だと思って生きてきた。それでもいいと……これが私なりの人生なんだと思い込んで、ずっと毎日を送ってきた。でも私は、ここに来る前から心のどこかで……こんな生活を望んでいたのかもしれません」

「……」

「だとしたらすごく不思議……私の理想とする世界に実際にこうして生きているだなんて。逆に怖くなる時があるんです。もしかしたらこれまでのことは全部夢じゃないのかな、もうすぐ覚めちゃうんじゃないのかな、って」

「夢なんかじゃないさ」


 静かに彼は否定した。一番目はそこでようやく顔を動かして会話相手の方を見る。


「……え?」

「君はこの地に足をついて、ちゃんと立っている。でもそれは君が夢を見ているからじゃない」

「……では、どういうことなのです?」


 眉をひそめて訝しげに尋ねる少女に、彼は目を合わせずに言った。


「君の理想が叶ったからなんだよ」 


 ……。

 その発言を聞いたあたしは目を細めた。

 モノは言いようだな、と苦笑せざるを得ない。


「理想が、叶う……?」

「そう。君は辛い現実の中で、こういう世界を思い描いていた。ずっとそこに行きたいと願っていた。だから……神様がそれを現実にしてくれたんだよ、きっと」


 吹き出すかと思った。

 神の恩恵だって? とんだギャグだ。

 笑いを必死にこらえた後、あたしは大きく息を吐く。

 そんなことを知る由もなく、一番目は自分の胸に手を置きながら呟いた。


「私が願ったから……ここに来れた……」

「そう。だから、もっとその幸せを素直に享受すればいいんじゃないのかい?」

「……そう、ですか」

「難しそうかい?」

「……もし」


 少女はまた砂浜の上にしゃがみ込むと、その小さく細い手で砂を掬う。

 そしてサラサラとこぼれ落ちていくそれを、うつろな目で眺めながら独り言のように言った。


「もし私がここに一人で来て、一人で生きて行かなければならないことになってたら……きっと難しいどころか、絶対にそんなことできなかったと思います。今と同じ気持ちには、絶対になれなかったはずです」

「……というと?」

「私が今幸せなのは……全部ご主人様がいたからです」

「バイト君のことだね」


 こくり、と一番目は無言で首肯した。


「あの人がいたから……あの人と一緒にいられるから……今の私があるんです。私がこの世界での暮らしを幸せだと思えるのも、全部あの人のおかげなんです」

「……」

「むしろ私が理想としていたのは……あの人だったのかもしれません」


 そこでやっと彼のメガネを拭く手が止まった。動揺しているのが目に見えてわかる。

 本当、人間って面白いなぁ。

 あたしはそっとほくそ笑みながら思うのだった。


「彼は……私ですら知らなかった『自分の求めていたもの』を与えてくれました。私が望んでいたことに気づかせてくれた。だから私が今を幸せだと言えるんです。それに……」

「それに?」


 彼の促しに、一番目は即答した。



「私の傷が癒えていく気がするから」



 頭で考える処理をすっ飛ばして、あらかじめ用意された言葉がそのまま口から出たような、そんなセリフ。


「今まで受けてきた痛み……ご主人様はそれを和らげてくれます。辛い記憶も、楽しい記憶で上書きしてくださいます。まるでそんな事、最初から無かったかのように」

「……」

「私の傷は深くて……痕になって一生消えないもの。こびりついて離れない、まるでしがらみのように私について回るもの。この世界に来ても、それは変わらないと思ってたのに……」


 自分の両手をじっと見つめ、その傷を負った少女は静かに言った。


「今では……、段々とそれが薄れていっている。確かにそう感じるんです」

「それは……昔のことを忘れてきているということかな?」


 少しトーンを低めにして彼が尋ねた。

 彼だけでなく、私もその先の返答に注意深く耳を傾ける。

 だが返ってきたのは、苦笑だけだった。


「さすがにそこまではないですよ。でも……傷を完全に消すことがそれに繋がるのなら……そうなりたいですね」

「……」

「それに私は、ご主人様ならそうしてくださると信じています。既に彼は私を癒やしてくれているのですから。ちょっと図々しいかもですけど」

「……好きなんだね」


 眼鏡を装着し、彼は言った。

 その言葉に一番目は一瞬肩を震わせる。


「なっ、なにをいきなり……!」

「そう言ってるようなもんだよ。でなきゃ『ご主人様』なんて呼ぶ相手にそんな大事なこと求めたりしないさ」


 否定しようとしたのだろうが、顔の赤らみがごまかすことを許さない。

 そして、観念したように「はい」とか細い声で頷いた。


「この気持ちに対しては、始めは私ごときがなんておこがましいんだろうって思ってました。ただ捨てられなければいいはずだったのが……すぐご主人様に気に入られたい、可愛がってもらいたいって思うようになって……」


 自分の身体を両手で抱きしめながら彼女は自分の想いを語る。


「今では……私自身がご主人様の隣にいたい……あの人と触れ合いたい……あの人と……」


 その先は言うのも憚れると思ったのか、はたまたこれ以上続けると歯止めが効かなくなると思ったのか……かぶりを振って中断した。

 「見放されたくない」から「求められたい」そして果てには、「彼が欲しい」か。

 自分のこととはいえ、その変遷に困惑するのは無理も無いことだろう。


「すみません、ちょっと熱くなっちゃって」

「別に構わないさ」


 目を合わせないまま、彼は笑って流した。


「そうか。人並みに恋もできるようになったってことだね」

「……」

「気負いすることじゃないよ。何かを欲しがったりするのは普通のことさ。この先も君は、多くのことを求めるようになるだろう」

「多くの……こと?」

「単刀直入に訊こうか」


 眼鏡の縁を人差し指で押し上げて、彼の問いかけが一番目に投げられた。



「君、リファちゃんのことどう思う?」

「嫌いです」



 二回目の即答。 

 また脳の処理をスキップしたような発言。

 予想通りだ、とあたしは鼻で笑った。

 彼もまた知ってた、というようなリアクションで質問を追加する。


「それは、何故だい?」

「……私にないものを持っているから」


 言うと同時に、一番目の目から光が消え失せた。


「美貌。教養。力。信用。そして地位……。私が自力じゃ一生かかっても手に入らないものを、彼女は最初から全部備えています。彼女と一緒にいると……自分がなんの取り柄もない人間だって思い知らされるのですよ」

「……」

「別にそれはいいんです。事実ですから。でも……一番嫌なのは……」

「バイト君を取られるかも、ってことかい?」


 再度一番目は首を縦に振る。さっきよりも重々しい仕草で。認めたくないという気持ちが露骨に現れている。


「仕方のないことだとはわかってます。リファさんの方が素敵だし、かっこいいし……」

「……」

「彼女も彼女なりに、ご主人様のことが好きな理由があるということは気づいていました。だからご主人様がリファさんとそういう仲になったとしても……当然の結果だとは思います」


 だけど、とそこで言葉を区切って一番目は爪を噛んだ。


「だけど……やっぱり私は嫌です。ご主人様を取られたくない。そうなったら、私は……あの世界にいた頃よりももっと辛い思いをすることになる。だから……」

「だから……リファちゃんなんかいなくなればいいと思ってる?」

「違いますっ!!」


 悲痛な声を上げて彼女は否定した。

 張り詰められた空気の中、二人の無言だけがそこを支配していた。


「私のこの幸せな暮らしは……私と、ご主人様と、リファさんがいて初めて成り立つんです……誰一人欠けたらダメなんです……」

「何で? 君とバイト君が二人きりになればきっとより良い結果になると思うけど?」

「それは無理ですよ……」


 そう悲しそうに言いながら、彼女は目尻に涙を浮かべた顔を彼に向けた。


「だって私が来た時にはもう……彼女がいたんですから」

「……」

「だからもしこれから先リファさんがいなくなったら、きっとご主人様は悲しむし、それを見た私も悲しむ。そんな結果で二人きりになれたって……幸せになんかなれません」

「……だから、このままでいいと?」


 誰かがいなくなるよりは、今のままでいたほうがいい。

 今の状態が一番素晴らしいと、そう思い込む。

 どれだけそれが自分にとって辛いものであろうと、どれだけ理不尽なものであろうと。

 クローラ・クエリと呼ばれているその人間の考え方は……やっぱり変わっていなかった。


「今のままで十分楽しいんです。私はそれで満足しているんです……それでいいじゃないですか」

「……リファちゃんは、君にとって必要なんだね」

「はい……」

「でも、バイト君との恋敵でもある。……そのジレンマとはどう向き合うのかな?」

「それは……」


 曖昧なままにしておいてはいけない問題に直面し、一番目は黙りこくった。

 考えてないわけではない。最初はどうしたらいいのか迷ってた。

 などなど小声でいくつか言い訳を漏らしていたが。

 やがてポツリと……。




 

 そんなことを言った。

 無意識に、意図せずに、考えてもいない言葉がひとりでに出た。そんな風に。


「……何言ってるんだろう、私……」


 すぐに彼女は口元を抑えて我に返った。

 それを横目で見ていた彼はまた眼鏡の縁を押し上げ、彼女に背を向けて歩き出した。


「傷は癒えるよ」

「え?」

「君の傷は……いつか必ず消える。辛い記憶も、痛みも……いつか全て忘れる」

「ちょっ……」


 立ち上がって一番目は彼を呼び止めようとするが、本人は歩みを止める素振りは見せなかった。


「だから君はいつもどおり暮らしていればいい。まともに暮らせるように、バイト君の世話になりながら色々学んで……ちゃんとした暮らしができるようになっていけばいい」

「……ま、待ってくださ――きゃっ」


 急いで追いかけようとしてつんのめってしまい、奴隷少女は勢いよくすっ転んだ。砂浜だから当然大したことはないのだけど。

 彼もそれはわかっていたので、Uターンして駆け寄ることもしない。

 ただ歩きながら、冷めた声で喋り続けるだけ。


「ワイヤード人としての自分を捨てて、身も心もこの世界の人間になる。そうすれば、いずれ本当の幸せを手に入れられるはずだ」

「本当の幸せ……?」

「ああ、だって――」


 そこで一瞬だけ彼は足を止め、短く言い残した。


「ここは『そのための世界』なんだから」



 ○



 終わったか。

 あたしは大きく息を吐いた。

 まぁ、大体の進捗具合はわかった。

 一番目がこれまでと比べてどう変わってきたか。

 だが、彼女が自力で全てを思い出し、真実を暴き出すまでにはまだ時間がかかりそうだ。

 結構大きなヒントは出てるんだけどなぁ。でも自覚してなきゃ気づけないか。

 センパイ……一番目が主として付き従う者への恋心。それが全てを繋げる鍵。

 彼を好きになった理由……癒やしてくれるからとか、優しくしてくれるからだとか……そんなのは中身のない、後付の理由に過ぎない。

 奴隷のような、悲惨な目に遭った奴特有の幻想だ。そこに真理などあるはずがない。

 二番目に同じことを訊いたらなんて答えるだろう? きっと騎士としての忠誠を誓ってるだけだとかあれこれ取り乱してごまかすはずだ。

 それと同じ。答えになってない。



 自分達がセンパイと出会った時から、既に彼のことが好きだったことへの。



 特に大きなイベントがあったわけでもない。フラグが立ったわけでもない。

 ただ一緒に暮らしているだけで、馬鹿みたいにはしゃいでいただけ。

 もしそれだけで、このたった短い期間の間に赤の他人から片思いの相手にまで発展するのだと思ってるなら、おめでたいにも程がある。

 どうしてあんなにまで彼を慕うのか。そこを疑問に思わない限り、真実へはたどり着けない。

 彼は「完全に染まっているからこそああなった」と言っていたが、まさにその通りだな。

 あたしは自虐的に笑うと駐車場の鉄柵に背中を預けた。

 彼女には、早く気づいてほしい。全ての答えを見つけて……真実を暴いてほしい。

 彼も言っていたが、そうしなければ……本当の幸せは掴めないのだから。


 そのために私達がいる。

 死者処理事務局は、そのためにある。


「彼を好きな理由……か」


 そう特に理由もなく声に出した時である。


「おーい」


 あたしを大声で呼ぶ声がした。

 噂をすればなんとやら。センパイがこっちに向かって歩いて来ていた。

 あたしは小さく深呼吸して、気持ちを切り替える。

 そして、「いつもの木村渚」で接する。

 いつもの笑顔を浮かべ、いつもの無邪気さを振り撒いて。


「あっ、センパーイ! リファっち見つかりましたー?」

「ああ、海岸で黄昏てた。もう車に乗せてあるよ」

「黄昏てた! うゎははは! なにそれ超ウケるんですけど!」

「そーだな。あんまそういうキャラじゃないと思ってたけど」

「いやー、意外とロマンチストな面もあるってことっすねー」

「そういや箱根さんは? クローラを見つけたってさっき連絡があったんだけど」

「あー、もうすぐ戻ってくると思いますよ。さっきあっちの方に姿が見えたんで」

「そっか」


 あたし達はそうやってしばらく談笑しあう。

 二人きりで話すのは何日ぶりだろう。やっぱりセンパイといると楽しい。一番目の言うことはある程度的を射ている。

 あたしが、、はっきりとそう自覚しているのがわかった。


 この人のことが好きなんだって。


 わかっていたことだけど、改めて考えるとなんだか不思議な感じがする。

 自分でも理解できない、言葉に表せない、これが人間の感情、いや恋心か。

 そんな感慨深い思いに浸りながらでいると、センパイがこっちの顔を覗き込みながら怪訝そうに言った。


「なんだよ、ぼーっと人の顔眺めて」

「あゃ」


 いけない、調子狂っちゃった。

 面倒なことは考えるものじゃないな。今のように「木村渚」でいる時は特に。気を抜くとついこうなっちゃう。


「あはは、すんません。ちょっとセンパイに見惚れちゃいまして」

「何だそりゃ」

「むー。そっちがいけないんですよー。センパイがめっちゃカッコいいから」

「はいはいそりゃどうも」


 どうでもよさそうにあしらおうとする彼。いつもの流れ。いつもの締め。

 でもなんだか、今日はそんなことで終わりたくないな。


「センパイ」

「はいはい、なんでしょう?」

「今日海で泳いでた時、リファっちとクロちゃんにキスされてたでしょ」

「な、なんのこったよ?」

「とぼけちゃってぇ」


 クスクスとしばらく笑った後、あたしはセンパイの正面に立った。


「あたしも、していいですか?」

「はぁ!? お前なに言ってんだよ!?」

「だって二人だけずるいじゃないっすか。あたしにだって健康で文化的な最低限度の生活を求める権利はあると思いますしおすし」

「俺へのキスは憲法で保障されてんのかよ!」

「センパイ」

「何?」


 うんざりしたように返事をした彼に接近して、あたしはその両肩に自分の手を乗せて体重をかけた。

 そして、そっと自分の唇を、センパイのそれに重ねた。


「んっ」


 一秒と満たない、短いものだった。

 でもその間に私は伝えた。伝えたつもりだった。


「好きですよ、センパイ」


 その意味のない告白とともに。

 そう、全ては無意味。あたしが言っても、彼に言っても、何一つ生まれない。

 だけど、これが木村渚の正直な気持ちだということは忘れないようにしておきたい。こうやって、形だけでも残しておきたい。

 例え本物じゃなくても、この気持ちだけは、紛れもない真実だから。

 あたしは一番目と二番目が、なぜ最初からセンパイを好きだったのかを知っている。本人達が知りえないことを、あたしは把握している。

 だけど……知っているのはあくまで

 それ以上のことは、あたしも教えられていない。


 そう、他ならぬ木村渚自身のことであってもだ。


 二人と同じく、あたしもこの物語が始まった時から、彼のことが好きだったんだよね。そう考えると、あたしも人のことは言えないか。

 特別気になっているわけじゃない。興味があるわけでもない。

 二人と違って、あたしの場合は答えを出す必要はない。だから知る必要もないことだけど……それでも問いかけずにはいられないのだ。

 答えが返ってくるはずもない、無意味な質問を。




 あなたはどうして彼を好きになったの? 木村渚さん。

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