第3話「邂逅」

気付くと世界は白く染まっていた。神話によれば人は死後、史神イストールの御許に立つという。イストールは死者を裁かない。ただ、その行いを淡々と公にする。よく生きた者は歓迎され、悪しく生きた者は疎まれると言われる。今がその時なのだろうか。

 しかし、どうやら違うようだった。待てど暮らせどイストールどころか死者すら見えず、ぼやけた視界がはっきりするにつれ、どうやら見えているのは遺跡の天井らしいとわかった。頭を起こす。どうやら私は扉に足を向けて倒れているようだ。開かれていた扉が見る間に閉ざされていく。賊の影が向こうにちらと見えたとき、衝撃音と共に二つの世界は完全に隔てられた。自分の荒い息だけが天井から跳ね返る。右手を強く握る温もり。ミューンが助けてくれたのだと直感した。思わずため息をつく。

「ありがとう。ミューン」

 手を離し起き上がる。危ないところだった。本当に危ないところだった。あの銃声は間違いなく古代銃だ。古代銃を持つ荒くれ者が三人など到底敵うものではない。撃たれなくて本当に良かった。やっと息も落ち着いてきて、生き延びることに集中していた心が他のことに気を配れるようになる。かすかな違和感。当然あるべきものが存在しないことへの。

「……?」

 ミューンの返事がない。胸騒ぎを感じながら私は後ろを見る。そこには、仰向けに倒れている彼の姿があった。

「え……嘘……」

 胸元から真っ赤な血が噴き出している。現実を理解するまでには時間が必要で、私はただ幼馴染みが喘ぎながら命の炎を絶やしつつあるのを呆然と見つめていた。

 さっきまであんなに元気だったのに。弾が当たらなかったのは運が良かったのではなく、彼の方が狙われていたからだったのだ。何かを話そうとしてか彼が口を開く。その口からもまた血。頭が真っ白になる。息が苦しい。私まで。どうして。どうして。誰か。膝を突く。ただひたすらにミューンの名を呼ぶ。苦しげにこちらを向く眼差し。

 足音がした。

 部屋の反対側にも入口があることに私はこのとき初めて気がついた。そこに女の人が立っている。翡翠のように豊かな髪、紅玉のような瞳が私を捉える。

 自分でも訳のわからないことを必死にまくし立てた。助けを求めようという気持ちばかりが空回りしていて、自分でも何を言っているのかわからない。けれど彼女はそれを理解してくれたらしく、足早にこちらへ向かってきた。この望みがまやかしでありませんようにと、私は小さく祈る。ミューンのかたわらに跪いた彼女が何かを調べだすのを祈りながら見守る。やがて、彼女は顔を上げた。

「呼吸器系循環器系とも深刻な損傷です。ここの設備と私に今許された機能では、とても」

「そんな」

 わかっていた。こんな深手を負った人が助かるはずもない。ごめんね、という言葉が繰り返しこぼれる。今この瞬間まで、私はミューンが死んじゃうなんて考えなかった。私がどんな勝手をしても困り顔をして付いてきてくれるんだって。その行き着く先が、この現実なんだ。

「あの、聞いていますか」

 大声で呼びかけられていることに気付いて私は再び顔を上げた。彼女は真面目な表情のままこちらを真っ直ぐに見つめている。

「ですから、私はあなたに依頼します。真独立型微小機械の無制限運用を許可してください」

 意味が理解できずにぽかんとしていると、彼女は再び話し始めた。

「真独立型微小機械は、自己再プログラミング機能を利用して医療用微小機械へと分化させることができます。医療用微小機械により残留する銃弾を分解し、かつ損傷部位を修復することによってこの方を蘇生することが可能と思われます。可能性を百分率で提示する必要はありますか」

 ようやく理解した。希望はまだあると彼女は言っている。まやかしなどではないと。

「助けられるの!?なら早く! 説明なんて後でいいから!」

 懇願に彼女は動じることもなく続ける。赤い瞳があんまり綺麗で吸い込まれてしまいそう。おかしい。なんでこんなときにこんなことを。

「いいえ。注意事項を説明した後の許可でなければ無効ですので。真独立型微小機械によって構成された群体型自律無人機に対して同微小機械の無制限運用を許可した場合、あなたまたは社会、惑星環境その他に対して不可逆的かつ深刻な損傷を与える恐れがあり、あなたはそのことについて全ての責任を負うことになります」

 耳慣れない言葉が次々飛び出す。私はその半分も理解することができずうろたえた。でも、これでわかったことがある。

「エトラさんと同じだ。あなたは人ではないんですね」

「その通りです。私は全自律無人機。自律的に目的を設定し、目的のための手段を選択し、実行することが私の機能です」

 無人機。遺跡で時折見つかるものだ。エトラさんもそうだし、エスコート機と呼ばれたあの機械もそうだろう。人が働くときに使う道具ではなく、人の定めたとおりに動くだけでもなく、自ら働く道具。大抵は動かなくなっているが、ごく稀に動作するものが生き残っていることがある。私も何度か見せてもらったことがあった。でも、彼女は一見してそれらとは異質なものであるように思える。人ではなく。といって普通の無人機のようなモノでもない。何か底知れない存在のような気がする。彼女の瞳が物語るように。

「あなたを嘘をついていたとしても、騙された私に責任があるということですね」

 まるで邪神の囁きだ。弱みにつけ込んで帰依を迫る。こんな昔話をいつか聞かされたことがあった。

「はい。私は道具に過ぎませんから」

 苦しい。ミューンは救いたい。でもそんな重い責任は負いたくない。上手くいったら? 失敗したら? こんなときにも損得を考える自分が嫌だ。だけど、ここで捨て鉢になってしまうことこそ無責任のような気もする。いろんな気持ちが滅茶苦茶になって何も考えられない。早く結論を出さなきゃいけないのに。こうしている間にも、ミューンは。

 そのとき、私の手を握るものがあった。涙を拭って見ると、彼女だ。

「道具にできるのは、人のそばにあることだけです」

 たったこれだけのことが私を不思議なほどに落ち着かせた。何度か深呼吸をしてから、状況を見つめ直す。焦るな、私。焦って何もできずに時間が過ぎることのほうがよほど悪い。

 彼女は無人機だ。そして、人の許可がなければミューンを救うだけの力が振るえないらしい。これは彼女が人の作った機械であるのなら自然なことだ。だが、彼女は警告している。彼女は私どころか世界にまで危険を及ぼしうるほどの力を秘めている。そしてもし彼女に二心があったなら、その力を何か邪なことに使うかもしれないと。でも、そんな人がここまで正直になるだろうか? わからない。こういう作戦もあるかもしれないし。この問いに自明な正しい選択なんてない。そう結論を出した私は開き直る。

「お願いします」

 世界のことなんて知らない。私のせいで苦しんでいるミューンを救いたい。

「理解しました。お手数ですが明確に真独立型微小機械の無制限運用を許可し、行動を指示してください」

「ええと、独立型微小機械の――」

「真独立型微小機械(Makii Ortesse Nelzykosymie Ulspectra)です」

 難しい。背筋を伸ばす。咳払いをして、改めて。貴族らしく。

「三等地方政務官クロエラエール・ヒンチリフがあなたに命じます。この者を治癒しなさい。真独立型微小機械の無制限使用を許可します」

「お任せください」

 おもむろに手をかざす。既にミューンは意識を失い、息をしているかも怪しい。それでも彼女は自信ありげだ。一体何が起こるのか。こんなときだというのに私の中で好奇心がうずいた。だが、次の瞬間に現出した光景は私の想像を超え、悲鳴が出そうになった。

 彼女の手のひらが熱した飴のように溶けると、傷口へと落ちる。手のひらだったものは粘性を帯びた泥の塊になってミューンの体の表面をひとりでに這い回る。神秘的というよりは不気味な眺めだ。もしかして間違った答えを選んでしまったんじゃないか。そんな不安をよそに泥の通った場所からは確かに傷が消えていく。服に付いた血までも。時計の針を逆さに回すように。

「恐らくはこれで大丈夫です」

 気がつくと這い回るものは姿を消し、失われたはずの彼女の手は元に戻っていた。世界を傷つけられるという彼女の言葉はがぜん真実味を帯びる。

「一体何をしたんですか。その……真独立型微小機械っていうのは何なんですか。あなたの名前は。どうしてここにいるんですか」

 彼女は一瞬視線をミューンに向けて。

「順番にお答えします。真独立型微小機械は自己増殖・自己再設計が可能な目に見えないほど微小な機械です」

 想像を超えた話だ。そんな小さなものを昔の人はどうやって組み立てるんだろう。この光景を目にせず説明されたならきっと私は信じない。

「ミューンさんへの治療についてです。損傷を受けた生体機能を分化させた医療用微小機械によって代替させるとともに、体内に残留した銃弾を分解しています。自然治癒に伴い微小機械は徐々に自壊させ、最終的には体内から全て排除させる予定です」

 今の説明は微小機械というものの存在を前提とすれば辛うじて想像ができた。人の体という大きな城を、城と比べたらごく小さな人の集団が修復しているというようなことだろう。城と同じ大きさの巨人が外から修復するのでは手に負えないような入り組んだ部分まで修理ができるとでも捉えておけばいいだろうか。

「最後の二つです。私は正式名称を|全自律無人機実験機(Atomat Atonamie Ulspectra Eckpenta)、通称をアトミールといいます。この部屋は人類に危害を及ぼしうる私を収容するためのものです。こちらへどうぞ」

 人類に危害をもたらす。彼女がそんなことを考えるようにはとても見えないが、でも、それをなしうるだけの力は確かにあるのだろう。ミューンが気になって視線を向けたら、アトミールさんは彼のそばへ寄り膝をついた。

「ミューンさんもお連れしましょう」

 アトミールさんはミューンを苦もなく持ち上げて部屋の奥へと歩いていった。


 †


 案内された部屋は真っ白な磁器を思わせた。光は他の部屋と同じように天井から注いでいるが、この部屋には加えて窓があった。こんな地下に? 近付いてみるとヒンチリフの街がある入り江のようだ。でも、街がない。見た事も無い形の巨大な橋が星の浮島との間に架けられていて、その橋脚のそばを帆のない船が目を見張る速さで駆け抜けている。何秒か考えて、これは窓のように見えるが、動く絵を映しているのだとわかった。そのような技術が当時存在したことは知られているし、現存する機械もごく僅かある。

 アトミールさんはミューンをソファに寝かせると、私に小さな食卓の席を勧めた。

「どうぞ」

 勧められるまま座る。羽毛のように柔らかくて、木のようにしっかりとした椅子が体を支えてくれる。不思議な座り心地だ。このとき私は落ち着いた状態ではじめて彼女を見た。改めて見ても綺麗な人だ。翡翠色の豊かで真っ直ぐな長髪と絹のようにきめ細やかで真珠のような肌、純粋に美を追究したような体の線。同性の私が見とれてしまうくらいだから、殿方ならどれほど心を乱されるのだろう。そして驚くほど背が高い。男の人でもこんなに背の高い人はそう見かけるものではない。自分自身と比べたならきっと惨めな気持ちになるのだろうけど、ここまで常識外れだと比べる気も起こらない。彼女は私が座ったのを見届けると、向かい側に腰掛けた。

「私が不自然ですか」

 品のない視線を見とがめられたようで気まずさに思わず目が泳ぐ。

「挙動は人類のものに一致させるようにしているのですが、誤差が大きくなっているかもしれませんね。ここ三百年ほどは学習していませんので」

「いえ! 単に、その、見とれていました。とても、お綺麗なので」

 言ってる途中で恥ずかしくなり最後の方は小声になってしまった。まるで口説き文句みたいじゃないか。

「ありがとうございます、と言うべきでしょうか。……基本デザインは私の開発主任によるものですね」

 開発主任というのは彼女の作り主という程度の意味だろうか。こんな存在を作り出してしまうような神業を人の手でやってのけるなんて、どんなにか偉大な人だったんだろう。聞いてみたい。

「ところで、状況はある程度把握しているつもりです。今後の対応について協議したいのですが」

「状況……ですか?」

「お二人は室外にいる何者かと敵対関係にあり、このままではお二人とも無事な帰還は困難であるということです」

「あ」

 あまりに状況が目まぐるしく変わるものだから、賊に追われているということをすっかり忘れてしまっていた。

「既に隔壁は外部からの操作で開放されているようです。私が操作できるエアロックを閉鎖して食い止めていますが、帰還するにはどうしても接触が避けられないかと」

 言い終えてから、思い出したように。

「エアロックというのは、先程お二人のいた部屋のことです」

 疑問を先回りされた私は勢いを削がれ二の句が継げない。

「現在の権限では私は戦闘が行えません」

 もって回った言い回し。でも、今度は意味がわかる。彼女は求めているのだ。私が命じるのを。

「道具は勝手に戦わない、ということですか」

「まあ、そのようなものです」

 推測通りだ。なら、次に尋ねることは一つ。

「あなたをいいのですか。私は」

 彼女はうっすらと笑ったように見えた。

「使用者登録をしてくだされば、私はあなたの道具として支配下に入ります」

「登録?」

「あなたが私の行動について責任を持ち、私を適正に取り扱うことの誓約です。用済み後は登録解除をしてくださって構いません。そのとき私は無主の無人機に戻ります」

「さっきの許可とは違うんですか」

「異なります。あのときあなたが負われたのは、人命に関する緊迫した事態の下で、私が臨時に取る特定の行動に必要な権限を承認し、承認した結果についてのみの責任です。使用者登録中、私はより包括的な指示や許可をあなたから受けることができます。代わりに、あなたは私の取る全行動に対して責任を負わなければいけません」

 あのとき私は、人を救うため咄嗟に手元の道具を取った。だから咄嗟の行動そのものにしか責任を負わない。使用者登録というものは、常に剣を帯びるようなものなのだろう。その剣を落としたために誰かの命が失われたなら、それは持ち主が責めを負うべきことだ。

「登録というものをしなければ、あなたは私のために戦ってはくれない。他に脱出の方法はない。合っていますか」

「前者については正しいです。後者については情報が不足しています。救援の可能性はありませんか」

 ファル兄さまの本隊が後続していることを思い出す。そうだ。きっと兄さまはこの異変に気付くだろう。そうなれば助けはやってくるかもしれない。そう思うと心の中に光が差す。けれど同時に思う。賊は古代銃を連射できる者たちだ。それに数を生かしづらいこの狭い通路、本当にファル兄さまは首尾良く彼らを倒せるだろうか。決してやってこない救援を待ちつづけるうち朽ち果てる自分の亡骸を思い浮かべて気が遠くなった。

 もしかして私は上手く使われているんじゃないかという思いがよぎる。部屋に入るときに見た警告が頭に浮かぶけれど、結局私は彼女に頼るしかない。

「秘密の抜け道なんてものは、ないんですよね」

「そういうものはありません。ああ、でも、強いて言えば……」

「あるんですか。どんなですか」

 天は私を見捨てなかった。前のめりになった私に彼女は目を丸くする。

「壁材を分解してそのまま地上まで貫通穴を作れば脱出は可能です。しかし通路を通るより相当の時間を要します」

「それは……あので?」

「泥……分化させた微小機械のことですか。そうですね。分解した壁材をそのまま微小機械の再生産に投入すれば掘削速度は時間に対して指数関数的に増大しますから、それが最も効率的です」

 泥が土を飲み込んで膨れあがり地上へ噴き出す様子を思い浮かべて私は首を横に振った。これじゃあ尚悪い。結局彼女は解き放たれるし、時間を無駄にするだけだ。死にたくない。兄さまを失いたくない。でも。悩んだ末、結局私はいつものようにすることにした。

「その登録というの、やります」

 責任のほうはなんとかなる。いつもなんとかなってきた。棚上げして目前の困難から逃れることを考えよう。良い考え方ではないのだろうけど、私にはよりよい答えが出せない。

「わかりました。それでは規約を表示させます。あちらを」

 彼女が視線で示した先にあるのはただの壁のように見えた。疑問を口にしようとしたとき、そこに大きく文章が表示される。どんな技術であるのか、文章は私の読む速度に合わせてゆっくりと上へと流れていく。これは貴重な古文書だ。記録を取るため手帳を取り出す。

「印刷物が必要なら後ほど用意します。今は内容の理解に集中してください」

 有無を言わさぬ様子に心がざわつく。でも、このことで時間を使っている暇はないのも確かだ。再び文章を追いかける。格調高い古風な法律分で綴られた規約の一条一条が、背くことは許さないと警告する。

 内容の要旨は次のようなものだった。すなわち彼女を悪用しないこと、彼女の権利を尊重すること、彼女に正しいことを学ばせること。この三つを怠ったために起こったことについて使用者は全ての責任を負うこと。つまりは彼女の後見人のようなものにならなくてはいけないようだ。だが、この契約には不思議な部分があった。

「私は、誰に対して誓いを立てるんですか?」

 契約の相手方が書かれていないのだ。これではそもそも契約として有効ではない。それを尋ねると、アトミールさんは悲しそうな顔をした。

「この規約は草稿です。私のような全自律無人機が実際に社会に出たとき発足する管理団体に対する契約という形になる予定でした。ですが、その前に――」

「崩壊戦争……」

 その悪夢は今日を生きる誰もが知っている。私たちを苦しめる飢えも、病も、苦役すらも追放して栄華を極めたという古代文明が瞬く間に消え失せた戦争。人が良き目的のために作り出したものが過ちから世界を滅ぼしたとも、人の傲慢さに怒った神が下した罰だとも伝わる。教えによって経緯には食い違いがあるけれども、この戦争が今に繋がる世界の長い暗黒期をもたらしたことには異論がない。

 ともかく規約そのものに強い拘束はなく、自分自身と彼女への約束に近いものだということはわかった。拒む理由はないだろう。私が手を差し出すと、彼女もおずおずとそれを取る。彼女が触れる間際、泥のことが頭をよぎって一瞬手がすくんでしまったが、実際のさわり心地は人のそれと殆ど変わらなかった。強いて言うと、少し冷たく、中に芯がある。そのとき、彼女の口が小さく動いた。

「え?」

「いえ! なんでもありません。少し混乱していました。今は大丈夫です」

「嬉しい」と聞こえたその呟きは、私の心の中で跳ね返って小さなざわめきを残した。

「アトミールさん。……いえ、アトミール。よろしくね」

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