はいからさんが通る

 唐突に更新してしまってすみません。

 現在推敲中の小説が7月公開予定で、その間何も投稿しないのはつまらないと思い、本作を更新することにしました。


 タイトルに反して、影響を受けたと言うよりはただお気に入り作品を紹介したいだけなのですけどね。


 と言うわけで今回紹介したいのはこれ。

『はいからさんが通る』。


 ストーリーをざっくり説明するとこんな感じです。




 時は大正時代。主人公は陸軍少佐の一人娘の花村紅緖。

 男尊女卑の時代に女はもっと自由であるべきという考えを持ち、男顔負けの腕で竹刀や槍を振り回す。

 学校では女性はこうあるべきだという先生の言葉を右から左に受け流し、裁縫や家事全般が苦手でも裏表の無い性格から多くの人に慕われています。


 ある日そんな紅緖は、父から一人の男性を紹介されます。

 彼の名は伊集院忍。陸軍の少尉で、お前の許嫁だから仲良くしろと言われますが、親の決めた縁談なんて冗談じゃない。

 しかし徐々に彼に惹かれていき、忍も親の意思関係なしに、紅緖のことを想うようになる。




 現在でも通じるストーリーですね。

 有名な作品なので、詳しい内容は知らなくても、タイトルだけは知ってるという人もいるのではないでしょうか。

 テレビアニメの主題歌の曲調フレーズは、耳に残りますし。


 自分が見た『はいからさんが通る』は、そんなテレビアニメや原作コミックではく、2017、2018年に前後編で公開された劇場アニメ映画です。

 絵が現代風にアレンジされて、ストーリーはちゃんと原作の最後まで描かれています。

 二作品会わせて四時間ほどですけど、クオリティが高いのですよ。


 自分がこの作品を読んで感じたのは、主人公紅緖の力強い生き方。古くさい考えに縛られずに、自分の信じた道を歩いて行く姿勢は、周りの人たちにも影響を与えていきます。

 様々な困難や辛いことがあっても決して挫けることなく。紅緖のお転婆な性格に呆れていた人達も、だんだんと彼女のことを認めていくのですよ。

 大変男前な性格で、紅緖ほど『強い女性』という言葉が似合うヒロインは、そうそういないのではないでしょうか。


 考えてみたら自分は小説を書き始めた当初、こんな感じの強いヒロインを書きたいって思っていましたっけ。

 最近は書けてるかなあ?


 とにかく、上手く描けるかどうかはともかくとして、こういうのを書きたいという思いは、動力源になります。

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