ゆるキャラ マスコットキャラ 後編
さあ、前回語り尽くすことができなかった、ゆるキャラやマスコットキャラ。今回はマスコットキャラについて語っていきます。
マスコットキャラって、至る所にいますよね。例えばスーパーに行って、お菓子売り場を覗いてみてください。『チョコボール』には『キョロちゃん』と言うおかしな鳥のキャラクターがデザインされていて、『コアラのマーチ』の箱を開ければ、何種類ものコアラが出てきます。
そして、分かる人はいるでしょうか? 昔、森永製菓から発売されていた、『ぬーぼー』と言うお菓子を。このお菓子、モナカの中にチョコをはさんだ物なのですが、パッケージには『ぬーぼー』と言う黄色い人間のような形をしたキャラクターが描かれていました。どことなくのんびりした雰囲気のぬーぼーの事を、子供だった当時気に入っていたのを覚えています。そう言えば、この『ぬーぼー』を主人公としたゲームボーイのソフトもありましたっけ。
プレイしたことは無いのですが、確かアクションゲームだったと思います。しかし元はお菓子のキャラクターですから、敵と戦うのか、どんなアクションをするのかが全く分からなくて、今でも謎です。そもそもぬーぼー、君はいったい何者なんだい?
さて、謎の生物ぬーぼーのことはさておき、次にアイス売り場を見てみると、目に飛び込んでくるのがガリガリ君です、パッケージにデザインされているあの男の子のキャラクターを知らない人は、ほとんどいないのではないでしょうか?
そしてアイス売り場には他にも、可愛いマスコットキャラクターがいますね。『雪見だいふく』にデザインされている、『雪見うさぎ』です。
白くて可愛らしい雪見うさぎ。アイスの蓋を捲って裏側を見てみると、そんな雪見うさぎからのメッセージが書かれています。雪見だいふくを食べてくれてありがとうと言う感謝の言葉。そして『幸せ』を感じることができる、心温まる文章も書いてあって。そんな優しいメッセージのおかげで、アイスは冷たいですけど、心は温かくなります(*´▽`*)
マスコットキャラは、他にもたくさんいますね。前にこのエッセイで紹介した、『3丁目のタマ』もそうですし。最近は、『すみっコぐらし』にもハマっています。
このすみっコぐらし、電乗ればすみっこの席から埋まり、カフェに行ってもできるだけすみっこの席を確保したいという、『すみっコ』と呼ばれるキャラクター達の日常を描いたもので、登場する『すみっコ』の種類は様々。
寒がりで人見知りの『しろくま』。恥ずかしがり屋で気の弱い、メタボな体系の『ねこ』。そして設定を見て一番驚いたのが『ぺんぎん』です。この『ぺんぎん』、ペンギンと言っておきながら、何故か体は緑色。きゅうりをボリボリとかじっていて、昔は頭にお皿が載っていたような気がする、なんて言っちゃってる奴で、君はどう考えても、ぺんぎんじゃなくて河童だよねと、ツッコミたくなりました。
臆病だったりマイペースだったりするすみっコ達、その可愛らしい見た目と、ちょっぴり後ろ向きな性格が何故か面白く思えるのです。
今度映画が公開されますけど、この子達がいったいどういう活躍を見せてくれるのか、全く想像がつきません(^_^;)
このように色んな場面で目にする、マスコットキャラクター。もしも小説や漫画に一人いたら、この作品と言えばこのキャラクターという風にピンとくるような奴がいたら、その作品の印象値は跳ね上がるのではないでしょうか?
『すみっコぐらし』は少し違うかもしれませんけど、元々ゆるキャラやマスコットキャラクターの多くは商品や土地をPRするために生まれた者。例えば、前回少しだけ紹介した『メロン熊』ですが、コイツは一見ゆるキャラとは思えない凶暴そうな姿をしています。前に会社で、「あのメロン熊とか言う怖いゆるキャラは何なんだ?」と話題になった事があるのですが、たぶんですけど、そうやって話題になるのを狙って、可愛らしい姿ではなくあえて迫力のある姿にしたのではないかと考えています。
大事なのは、とにかく印象に残る事。メロン熊が印象に残ってくれれば、PRするメロンのことも、頭に残って売り上げに繋がると言うわけです。
ゆるキャラやマスコットキャラは、商品を宣伝するため、覚えてもらうための重要な手段。きっと小説でも、上手く活かすことができればPRに繋がるはずです。
誰かの心に残る、作品の顔となるキャラクター、作っていきたいですね!(^^)!
……さあ、これでとりあえず書き終わりました。本当は全然、書き足りないって思うのですけどね。紹介したい作品は、本当にまだまだたくさんあります。
例えば小説では、
赤川次郎先生の、『死者の学園祭』や『セーラー服と機関銃』。
荻原浩先生の、中学時代いじめられっ子だった生徒が、クラスメイトに復讐をするサスペンス小説『コールドゲーム』。
友麻碧先生の、夫婦だった酒吞童子と茨木童子の二人が生まれ変わって、現在の日本で高校生をやっている、『妖夫婦は今世こそ幸せになりたい』。
加納朋子先生の佐々良という不思議な町を舞台にしたヒューマンドラマ、『ささらさや』。
『三毛猫ホームズ』の犬バージョンと言っていい、辻真先先生の『迷犬ルパン』
漫画では、
自己表現が苦手で引っ込み思案な女の子が、男装してダンサーとなって芸能界で活躍する、黒崎みのり先生の『バディゴ』。
少年ジャンプの作品で一番好きだった、矢吹健太郎先生の『邪馬台幻想記』。
他にもアニメでは『機動新世紀ガンダムX』、ゲームでは『サモンナイトシリーズ』や『テイルズシリーズ』等々。
ちゃんと紹介できなかった作品も多いですけど、そのどれもが素晴らしく、今の自分を作り上げてくれました(*´▽`)
今までたくさんの作品紹介に付き合ってくださった皆様、ありがとうございました。
世の中には本当に、素敵な作品がまだまだあります。これからも媒体に関わらずたくさんの作品に触れて、自分もいつか、誰かに影響を与えられるような物語を、作りたいです。
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