影響を受けた作品達

ゆるキャラ、マスコットキャラ 前編

　長らく続けてきました『影響を受けた作品達』。終了させると決めてからと言うもの、最後に紹介するにふさわしい作品はどれか、ずっと考えていました。そして考えた結果、決まりました。最後に紹介するのはコレです！

『ゆるキャラ、マスコットキャラ』

　……これって作品なのって、思いましたか？　実は自分も、作品と呼んでいいかどうかは疑問に思っているのですが、それでも選ばせていただきました。何故ならこのエッセイが始まった当初から、いつかはやりたいと密かに考えていたネタだからです。好きなのですよ、可愛らしいキャラクターが(*´▽｀*)

　可愛くて、見る人の心を癒してくれるゆるキャラやマスコットキャラ。その役目は、ご当地や商品のPRが主ですが、漫画や小説においてもマスコットとなるキャラクターは存在します。

『夏目友人帳』のニャンコ先生しかり、『三毛猫ホームズ』のホームズしかり。作品の顔となってくれる可愛らしいキャラが出て来る物語は、数多く存在します。自分の作品、『ハチミツ色の日々』にはハチミツと言う名前の犬が、『朝霧小学校不思議クラブ』にも、チョコと言う名前の猫のキャラクターが出てきますけど、その子達の発想の原点はゆるキャラやマスコットキャラでした。

　ゆるキャラやマスコットキャラの事をよく知っておけば、時には作品作りのヒントになる事もあると、自分は考えています。

　さて、と言うわけで、ここからは一押しのゆるキャラやマスコットキャラについて語って行こうと思います。

　まずはゆるキャラ。自分が最初にハマったゆるキャラは、滋賀県彦根市、彦根城のゆるキャラ、『ひこにゃん』でした。有名なので、知っている方も多いでしょう。白いふっくらとしたボディに、赤い兜をかぶって、首に黄色い鈴をつけた猫のキャラクターです。

　ゆるキャラブームの火付け役とも言われているひこにゃん。テレビで見てその可愛らしさに一目惚れし、Youtubeでこの子の動画を見まくりました。するとダンスを踊っているひこにゃんがいたり、楽器を演奏するひこにゃんがいたり、時には彦根城のスタッフさんとケンカしちゃうひこにゃんがいたりと、そのパフォーマンスは様々。

　特にスタッフさんとケンカするパターンはいくつかあるのですけど、スタッフさんの私物を取っちゃったり、スタッフさんに殴りかかっていったり、怒ったスタッフさんにピストルを向けられて（もちろんオモチャのピストルですが）慌てたりと、悪戯好きの性格で、そのせいでしょっちゅう怒られちゃっている困ったちゃんだったのです。だけどやっぱり憎めないのですよね(#^^#)

　ひこにゃんに会う為に、当時住んでいた九州の大分県から滋賀県まで、片道700キロを超える道を車で走って行ったりもしました。彦根城に付いた時はほとんど屍状態でしたけど、おかげでひこにゃんに会えて大満足でした。

　そしてその後、ゆるキャラ好きは拡大していきます。

　例えば、故郷熊本の『くまモン』。足に紐をくくりつけてバンジージャンプをした事もあれば、何と温泉リポートをした事もあります。あのいかにも水を吸いそうな身体で、温泉に浸かったのです。上がった後は、水を吸った体をタオルのように絞っていましたね。くまモンはやる事が凄いです(^_^;)

　更にあるゆるキャラが大集合するイベントに行った時は、そこで見かけた『バリィさん』に一目惚れしました。このバリィさん、愛媛県今治市のゆるキャラで、巨大な丸っこい、黄色い鳥の姿をしています。一時期あるテレビ番組で、その巨体を活かしてゆるキャラ相撲なる競技で不動のチャンピョンの座に輝いていた事もあります。

　大きくて可愛くて強いバリィさん、素敵です(^^)/

　……と、ここまで三人のゆるキャラを紹介してきましたけど、実はこのゆるキャラたち、三人が三人とも、毎年行われている人気のゆるキャラを決めるコンテスト、『ゆるキャラグランプリ』でグランプリに輝いている子達なのですよ。

　しかし自分は決して、グランプリに輝いたからこの子達を推したわけではありません。グランプリを取る前に注目して、ケータイの待ち受けにして応援し続けていました。そしたら揃いも揃ってグランプリを取っちゃうものですから、びっくりしちゃいましたね。

　で、そんな事が続いたわけですから、それなら四度目もと、つい期待してしまいました。次に注目したのは、千葉県のゆるキャラ、『ぴーにゃっつ』です。

　千葉県と言えば、一時期テレビを賑わせていた梨の妖精『ふなっしー』や、千葉県の形をした赤い犬のキャラクター、『チーバくん』が有名ですが、自分が気に入ったのは『ぴーにゃっつ』でした。

　このぴーにゃっつ、千葉県の名産品、落花生をPRするために作られたキャラクターで、ピーナッツのような模様と形をした体を持つ猫です。ビーナッツと猫の鳴き声の「にゃー」を合わせて、『ぴーにゃっつ』と言う名前になったわけですね。

　この子の特徴は、何と言っても可愛い事。バリィさんの時と同じように、ゆるキャラの集まるイベント会場で見かけて一発で気に入り、ぬいぐるみを買って帰りました!(^^)!

　そして次のゆるキャラグランプリに輝くのはこの子と信じて、ケータイの待ち受けにしたわけですけど……どうやらジンクスは無くなってしまったみたいです(´；ω；`)

　それでも自分はこれからも、ぴーにゃっつの事を応援し続けていきます。前にテレビ番組、『秘密のケンミンSHOW』で千葉県が取り上げられた時、画面の端にたまたまぴーにゃっつのぬいぐるみが映り込んでいた時があって、その時は思わず声を上げました。

　ぴーにゃっつ、全国放送のテレビに映ったよー(n*´ω`*n)

　好きなゆるキャラは他にも沢山います。福岡県門司港の『じーもくん』、滋賀県立彦根東高校の公式キャラクター『ぎんにゃん』、北海道の夕張メロンをPRする、子供が見たら怖がりそうなパンチの効いたルックスをした『メロン熊』、大阪府貝塚市の『つげさん』、などなど。

　ちなみにカクヨムには、『つげさん』を題材とした綾束　乙さんの　『可愛い恋の仕方なんて知らない　～けど、貝塚市のゆるキャラ「つげさん」はめっちゃ可愛い～』　と言う小説があります。つげさんの魅力をこれでもかってくらいに伝えてくれて、同時にドキドキするような恋が描かれた素敵な作品です(#^^#)

　小説の題材にもなる。やはりゆるキャラは偉大ですね!(^^)!

　さあ、この調子で次はマスコットキャラについて書いていきましょう……しかし、書こうとしたのですが、ここで気付いてしまいました。ゆるキャラを紹介するのにだいぶ文字を使ってしまった事に。

　このままだとこのエピソードだけ、他と比べてあまりに文字数が多くなりそうなので、今回で最後って言っておきながらごめんなさい、前後編に分けることにします。最後だから特別って事で、いいですよね？

　と言うわけで、この続きはまた次回。真の最終回は明日、二日連続での更新となります!(^^)!