一週間フレンズ。
このエッセイで漫画を紹介する時は、少年漫画よりも少女漫画をの方が圧倒的に多いですけど、自分は少年漫画だって当然読みます( ・`д・´)!
と言うわけで、今回は少年漫画から選んだ一作を紹介します。タイトルは『一週間フレンズ。』、作者は葉月抹茶先生で、『月刊ガンガンJOKER』で連載していた作品です。
ガンガンJOKER……月刊少年ガンガンの流れを組む雑誌……ね、少年漫画でしょ。少年漫画のはずです、たぶん!(^^)!
で、この『一週間フレンズ。』。ジャンルは恋愛に……なるのかな? 全編を通して、男の子が大好きな女の子のために頑張る様が描かれているので、普通なら恋愛モノにカウントしたいのですけど、作者の葉月抹茶先生が言うには、『一週間フレンズ。』は友達の話と言うことです。ですがピュアでほのぼのとした恋愛モノが好きと言う方なら、きっと気に入ってもらえるのではないかと思っています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、そろそろ内容について触れていきます。
主人公の一人、高校生の長谷佑樹くんは、同じクラスの藤宮香織さんのことが気になっていました。その子は一切人と関わろうとせずに、いつも一人でいます。可愛いけど、愛想が無くて。だけど係りの仕事を手伝った時には、「ありがとう」と言ってくれて。悪い子ではないと思った長谷くんは、藤宮さんに言うのです。
「俺と友達になってください!」
しかしその結果は。
「嬉しいけどごめんなさい!」
まるで告白してフラれたみたいですね(^_^;)
だけどそれでも諦めない長谷くんは、友達じゃなくても良いからと、藤宮さんと一緒に昼食を食べたり、話しかけたりするのですが。
ごめんなさいと言われてから3日、藤宮さんはよく話、よく笑う、とっても人なつっこい子になっていたのでした。
本当は明るい子なのに、友達になれないだなんて不思議ですね。しかしその答えは、一週間経った時に明かされます。実は藤宮さんはどういうわけか、友達に関する記憶が一週間でリセットされると言う、記憶障害を持っていたのです。
どんなに仲良くなっても、一週間経てば友達との記憶がなくなってしまう。『一週間フレンズ。』と言うタイトルは、一週間しか友達でいられないと言う意味だったのです。
せっかく仲良くなったのに、そんな記憶を全て忘れられて、ショックを受ける長谷く。だけどそこで立ち止まったりはしません。
どうにかして記憶を残すことはできないか、友達になる方法は無いかと考え、頑張ります。そして、本当はずっと友達がほしいと思っていた藤宮さんも、記憶がリセットされても、それでも友達を作りたいと思うようになるのです。そんな健気に頑張る二人は、見ていて応援したくなりましたよ。
長谷くんも藤宮さんもとても可愛くて、読んでいてとても癒されます。長谷くんは藤宮さんのことを、女の子としても意識しているのですが、友達ができたと言うだけで十分嬉しい藤宮さんは、その気持ちに気づいていません。その結果長谷くんがちょっぴり可哀想な目にあっちゃったりする事もあるのですが、そういう所も面白かったです( ´∀`)
この『一週間フレンズ。』アニメ化や舞台化、実写映画化もされています。自分はアニメでこの話を知ったのですが、すぐに気に入って、コミックを全巻買い揃えました。
そう言えば実写映画化された際に、ネットではこんな意見がありました。この作品は実写化にはむかない、原作のほのぼのとしたキャラクターを、人間が演じるのは不可能だ、と。
『一週間フレンズ。』、絵がとても可愛らしいのですよ。しかも主役二人はもちろん、他のキャラクターも可愛くほのぼのした感じの子が多くて。人間が演じるのは不可能と言う意見にも、思わず納得してしまうほどでした。
可愛い絵の漫画が好きと言う方は、一見の価値有りです(*≧∀≦)
一週間で友達の記憶を無くしてしまう藤宮さんと、そんな彼女と友達でいたいと願う長谷くんのピュアな友達ストーリー。興味を持たれた方は、是非ご覧ください(*´▽`)
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