2020/03/29 23:22/鷦鷯飛蝗

固まった有用性を散らす揺籃と

いとけないふりだけしてた身動ぎのよすがなら

いつまでもなんてありえないと気付かせてくれながら

手遅れへにじり寄る

焦燥感と希望、安寧と離礁に浸らせてくれる

撫でるふりをしてかき混ぜてくるんだ

ひどいにおいだけ

くぐらせてくれたのは

どっちへの門だったっけ

公算が外れても

この身は持ち上がらないから

このまま雄大に

灼かれていく運び

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