2020/03/28 23:00/鷦鷯飛蝗
しなだれかかる声
水のように
体温を奪うことしか識らない
人肌よりは温い響きに
咎めをすられたままだとしても
腹のなかほど、蟠る、
ぶちまけた墨汁みたいな
臭い、怖気、ほの甘く
締め付ける、痙攣、苦しむのではなく。
留まったような鈍さが
通り過ぎた先では弾んでいる
頭をぶつけないようにね
呆れ顔、誰の顔、あなたの顔、
引き絞られる辛味、赤、突き刺す
無理矢理絞り出した涙で飾った
乱れ髪、君の髪、私の心、あるがまま
あるがままということばだけ
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