2020/02/05 23:28/鷦鷯飛蝗

白痴としての轟音

惑然たる希望の見做し鳥

どちらも遺漏の担い手として

触れられたこともない

冷たさの回路に

魘されはじめて

隘路に乞うる半時間前

勇躍の贄としての

馥郁たる円熟

犬の反射とかわらぬような

条件づけに感けてかき暮らし

積み重ねの零度だと仰々しい

祀る程度なら見下しきっている

無駄な松明が

水面を切って征く

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