2020/02/02 1:31/鷦鷯飛蝗

松林とフェンス、どこまでも

少し右曲がり

ずっとこれでいい

雪なら期待しない

あなたがずっと在るように

この場所も変わらない

虫の有無くらい

いくつかの別れを経てきて

ねえ、なんで悲しくならない

いつまでも別れを見てきて

何故か、少しも悲しくならない


意識の閾が落ちてきて

寝ても覚めてもかわりゃしないんだ

こんな道を歩いてる

この世だって俺の頭ん中だろう

神様はめんどくさがりで

頻繁にコピペをする

粗製乱造の類似構造をひた走る

もぐる月も明けて空だけだ


雪が降らないように君の居ない

ことに慣れきった町ももうない

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