2020/01/20 23:16/鷦鷯飛蝗

当たり前みたいに

預けられた体重を

そのまま布団に転嫁して

既に高くから見下ろしてる陽を

じっと待ってる

少し汗ばむくらいがいいね

籠る匂いも知らない

慣れてしまって落ち着くんだ

カーペットの縮れ毛、僕のじゃない

眩む視界と背中合わせ

沢往く雁と鉢合わせ

未来の暗示は嫌いだが

和毛が触れるその距離を

保ったまま霞んでたいな

微睡みは終りを焼かない

ただ待ってよう

ただ待っていよう

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