2019/12/26 0:05/鷦鷯飛蝗
深手を衝かれてせりあがる反吐を
押し止めてまで浮かべた舟の底に
空いた穴を知らずに渡れた
あの川へいつかまた向かいたい
涸れてしまった流れの
そこ《底》に揺蕩っていたものたちの
気配すら尽き果てた岩肌を
撫でるともなく
顧みるともなく
過ぎていった旅の静けさを
背負った荷の重みに想う
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