2019/12/24 23:59/鷦鷯飛蝗

機械でしかない、繋がっているだけの

映し身として、透過する命として

姑息でこそあれ、繋ぐ想いとして

願った器の継ぎ目だけでも

弾く轡の頼りなさをして

引き絞れないくちなわが咬む


浅く輝く深緑が唄う

歌う、踊る、踏み応え頼りに

大地の形を踏み定めながら

蒼氓相触れる夜

響けなかった想いたちが

照り返しのよすがを塞いでる


取り戻せない移ろいを閉ざせ

組み合わせは揺らいで

色を断ち穿つ

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