2019/09/21 13:57/鷦鷯飛蝗

申し訳なさが背筋を丸めて

気持ちは骨から出来ている

細さが滲んだ態度の傲慢

闘えないから赦しを乞うだけ

吹く風の蒼も失ったもの

耐え難い過去と鏡文字の今

僕が居るにはちゃんちゃらおかしい今、ここ

電柱と心が擦過傷

その実道端の段差にむす苔くらいには図々しく

やけに低く這う電線に触れたり

駐車場の礫砂で擦りむいたり

怪我するのは全部自分のせい、わかってる

そこに散らされたゴミがなんなのか

わかってしまうから

わかってしまうなら……

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