2019/08/02 21:29/鷦鷯飛蝗

楼玲蒼海ろうれいそうかい、逝き急ぐには遠すぎて

耀黎葬回ようれいそうかい、引き契るには堅すぎる

陽燦ようさん砲扉叩頭ほうひこうとう風車かざぐるま

ホウ酸、想起養老そうきようろう石礫いしつぶて

浮足立つ塑我そがに逃げていとに途惑う

ひた走る凍えに仮繋ぎ立ち眩み

要素鋼泥ようそこうでいもすれからしのひととなり

乞うは久方の夜誘よさそ

左右そう金潟かながた剛余威こわよい

へばりつくきらめきまみれのよそおい

が照らして護摩堂のお互い

火をまたくべては他所玻問よそはど

身をまた棄てては菰纏こもまと

ひさいで渡れば菱儛酔ひしまよ

嵩んで戻れば暇乞い

二度乞う一夜の気の迷い

しなあかがね朽ち運び

紫衣しえ魅土離みどり蒼魔燈そうまとう

隠すはだえは星の色

真冥基まくらもと絡腕らくわん

照り還せよ朔藍さくらん

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