2019/07/03 22:26/鷦鷯飛蝗

統一されたデザインが

さてこそ歪みを湛えてる

高架橋、脇見すればはめ殺しの窓、パンタグラフ

初めて受け入れる、失ったものを遠くから眺める感覚

悲しくなんてない

やっと落ち着くべきところに

落ち着いただけだなんて

言い聞かせてみても錆を纏う心

そのサビを剥がしたら

今度こそ無くしてしまう気がして

残したままだから

拗らせてるとか言われてしまうのだ

骨の髄まで寥びて逝くのだ

それも嫌だと哭いて征くのだ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る