2019/05/08 21:37/鷦鷯飛蝗
端々から冷えていく
語りたいままで
動かないだけで
日付だけが背中を蹴りつけている
何が日付の脚を突き動かす?
思い出すのも億劫だ
自分で暖房を切ったのだ
暖炉にくべた薪を除けたのだ
そうだったなどと言う気も起きぬままに
寝転ぶのすら気怠くて
ただ組んだ脚を解けずにいる僕の背を
容赦無く日付だけが蹴りつけ続ける
躰も揺れるに任せたまま
眼だって虚ろでなどないまま
投げ出される顎の振り子に滑稽を覚えて
せせら笑いが漏れ出して
すこしだけ舌を噛んじゃった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます