第4話 暮らし(上)
僕の瓶は慧さんの部屋の机の上に置かれた。
机はちょうど窓際にあったので、カーテンを開けると窓から遠くの海が見えた。
僕の食事時間は慧さんが仕事に出かける前と帰ってきてからの2回。
食べきれる分だけでないと余った餌で水が汚れてしまって良くないからと、どこで仕入れた知識なのか、慧さんは生真面目な顔で僕に言った。
「
とお母さんが言って、昼間は別の部屋に移される。
テレビを見た時はビックリして目を回しそうになった。
大きな箱のような物からは音や人の声が聞こえて色々な絵や景色とかが見える。
名前は知っていたけど、こんな近くで見たのは初めてだったから。
今はもう慣れたけどね。
慧さんとお父さんが仕事から帰ってきて、みんな揃っての夕食になる。
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