3限:仲好死小好死
―――――
「――さて、それじゃ~今日はこれから仲良く、殺し合って
――何を
読み
狂気を
デスゲームに
どうする
教室に入って
授業に入る前に場を温める、そんなニュアンス。
軽妙な語り口は
「おっ!?君が転入してきた
「きよきよ先生ぇー!“きりチャン”は男の子だニィ~」
「ハハッ、勿論、知ってるさ、
当然だろう――
担任教師がじぶんの性別を知らない訳がない。
――それより、だ。
誰だ、そのきりちゃん、ってのは。会って早々、妙な呼び名をつけるな。
「
「
「――」
――食えないヤツだな。
この
「いやぁ~、先生は
「
「そんな目でなんて見ていませんよ、
ねぇ、
「えっ?あ、はい……そうですね。霊的な
「そうでしょう、そうでしょう!
そう思いませんか、
「……そんなことより、早く授業を始めてください」
「これはこれは
――さて、それじゃ~今日はこれから仲良く、殺し合って
教室内の空気は
生徒
実際、
まあ、じぶんも経験済み、だ。
そこ迄やる必要があるのか。
「まあ、安心してくださいな。君ら
「実践的な訓練、って事ですか?」
「いいえ、殺し合い、
「
「
とは言え、当たり所が悪いと
「
「
リーダー?
このZ組の指揮官、要は分隊長、
まあ、そういうのは嫌いじゃない。
任務に
いや、
日常、必然、普遍――置かれていた環境から
心への
「君らが手にする事のできる武器は、それぞれ特別教室に1つずつバッグやトランク
置いてある特別教室は、理科教室/音楽教室/美術教室/家庭科室/技術教室/視聴覚教室/図書室/社会科教室/進路資料室/茶道室の10室。つまり、武器は全十種」
少々、不利だな。
職員室でこの学校についての簡単な説明は受けたが、
「どの教室に何の武器が置いてあるか、その武器が君らに適したものかどうかは運次第の早い者勝ち。一人で
「詳しいルールを教えて下さい」
まあ、規約の類は必須だが。
「今からスマートフォンという旧式のデジタルデバイスを渡します。この前時代的なガジェットはルールに迷った時、先生に確認を取る為の通信機器になるよ。これは
1
「他にも禁止事項はあるの?」
「基本、何をしても自由ですが、学園外への退出は禁止ですね。ある程度、学園への被害は
武器の創作もOKだけど、基本、対個人戦火力に限るね。つまり、無抵抗な第三者、要は他の生徒や先生らを巻き込む程の火力の創作と使用は禁止だね。先生が用意した武器同様、殺傷力の低い模擬弾
大分
スマートフォン?
確かに、このガジェットでは使い途が限られる。
まあ、使う事はないだろう。
「勝負は本日夜中00:00迄。22:00時点で膠着状態になっていると判断した場合、先生も参加するよ。なので、アクティブに殺し合ってくださいよ」
「え!?もう説明、終わりなの?」
「はいッ!それではZ組特別授業『
「いきなり過ぎるし」
「はい、100……99……98……」
「……94……93……92……」
だが、じぶんも席を立たず、教室内に
――君と最初に
負ける気がしない、という
「……89……88……87……」
まあ、いい。
取り
この特別授業『Kill'em All!!』が、一体何の為に行われるのか、実際試してみないと分からないしな。
さて、――
――
淫銃学園の禍 ~ Lebensborn Heiligtum ~ 武論斗 @marianoel
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