2021年11月4日 「富野由悠季監督が文化功労者選出」 兎に角お目出度い
富野由悠季監督が令和3年度文化功労者に選出らしくお目出度い限りです。
正式ソースはGUNDAM.INFOのこちらが無難かも。
・『機動戦士ガンダム』富野由悠季監督が令和3年度文化功労者に選出!アニメーションを文化として発展させた功績を顕彰! | GUNDAM.INFO https://www.gundam.info/news/hot-topics/01_5985.html
いやニュースそのまま、文化功労者、両陛下に面会ともなると偉業ですよね。
でも文化功労者は何処まで凄いかとなると、文化勲章叙勲の次いでも立派なものです。選出基準としては、文化の向上に顕著に寄与した者で、文科省内を経て決定されるとの事。一見宮家の言上もあるかですけど、そこは建前オミットされてると思います。
そして富野監督の一大事業とも言うと「機動戦士ガンダム」かになりますけど…世間的にそれが定着していいのかなと。
「機動戦士ガンダム」のそもそものテレビシリーズは大人のテレビの事情で、全52話予定が全43話に短縮されて決して臨んだ形でないのがどうでしょうですよね。
いや富野監督が指揮した以上、この話数でも完全作品ではあるのですけど、安彦良和「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」の映像化と上手くミックスされての完全版は、さてあるべき姿なのでしょうか。
42年の時を経ても話が出てこないという事はこのままがあるべき姿でしょうが今も尚ですか。
いやニュースソースでの選出基準は「アニメーションを文化として発展させた功績は極めて顕著」と有り、富野監督全映像作品に功績あると判断らしいです。
とは言え富野監督としては厳かにも微妙な感触ではないでしょうか。映像監督作品も勿論ですが、一連のフィーバーでの勝負師の手腕も大きいのも内訳かと思います。今後映像監督が受賞ともなると、この辺のプロデュース能力が問われそうです。
ここ迄で次の人材を育成出来るかはこれからがやっとかもしれません。最近のアニメ文化の標準化は配信事業で世界市場になった今ここからでしょう。オーソドックスに日本初か、世界のピンポイント何処か、或いは世界同時か。何れにしても初期投資で膨大な資金を投入しないと華麗に流れないので、監督としてのセンスより財務諸表に強いマネジメント能力が、次の富野監督候補でしょうか。
まあ、Netflixとは兎に角仲良くしようしかないでしょうね。
そして式後、富野監督のコメントも出されました。
・[無敵超人ザンボット3] アニメーション映画監督・原作者の富野由悠季さんが文化功労者に選出!コメント公開!|作品紹介|SUNRISE INC. https://www.sunrise-inc.co.jp/work/news.php?id=19307
ここで富野監督が強く触れているのは、初監督作品と公共性でしょうか。
初監督作品「海のトリトン」に触れ、所謂初めての作品こそかなりの精魂を込める事を後進に望んでいます。スタートラインは全て均等も、思いの熱量で作品の出来は決まる事を諭しています。
公共性は公共放送の電波を使い以上、誰でも見られる事を意識しつつ、ある鉄則を踏めば物語は深耕される事を身をもって証明してきています。
感動作品が増える一方で、媒体に乗っておしまいの作品も多く有ります。ここのロスを憂いるべきも、アニメーション文化の発展とは思います。
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