2019年11月9日 アニメック ガンダム40周年記念号発売 思春期との再会

さり気なくカクヨムのお知らせに、『アニメ新世紀宣言』体験談コンテスト 最終選考結果の発表があったので選出作品はと、まあ私はアニメ新世紀宣言に出陣していないので論外だろうなと思いつつの、まさかの4作品が多めに選出。


えっと、1作品ではないのと思いつつ、実体験2.5と世相1は妙分かなと。

でもかなと。ここでニュータイプの是々非々が出てこないのは寂しい限りです。

私のエッセイがどうのこうのではなく、アニメ新世紀宣言の主文を掲げた以上、ニュータイプ論はもっと多くてもは…とは言え参加作品が23なら悩ましくもなりますね。


そもそもで言えばニュータイプ論を展開して書籍が売れるかも有ります。ここは媒体現象に絞って然るべきでしょうね。何となく臨時復刊の意図は見えました。そう、スターウォーズ本でもフォースとは何ぞやもほぼほぼ見ませんから、それしか正解が無いと思います。



とは言え、臨時復刊はかなり気になっていたし、関わった身なので購入しないといけないかなと告知価格を見てはひるみました。税込み1980円はごめんなさいです。予想の2倍以上の価格はちょっと。

故に立ち読みでページを捲るしかないかなと思うも、片田舎にこの価格のムック本もある訳ないから時間かけて探そうかです。


10日に近くの成田本店に行くも当然ある訳も有りません。新町の本店ならあるかもですが、タイトルリストと価格を見て入庫判別するのは書店員なら日常業務です。何でも売るのが本屋の使命ではなく、人と本を繋ぐのが絶対使命ですから、地域性の世代層を鑑みたら妥当過ぎる良識です。


ここは新町のアニメイトかなと思いつつ、この価格なら帯封されてるだろうから、行くだけ検討してみようかなと。


そして11日、もう一軒の本なら何でも揃う宮脇書店に仕事帰りに寄ったら、あっと、有りました。ここはタイトルだけで比較的仕入れるのでやや可能性有りかなと思ったら本当に有ります。

SNSではニュータイプ程の装丁かと囁かれていたの、ふーんと思ったら、あの当時大きさと厚さそのまま。ただ重さは時代の進化故か重さは半分程です。


ページを捲ると、何と言うべきか、アニメ新世紀宣言を中心にファーストガンダムとは何であったかの講評ではなく、オールタイムベストのガンダムの幕開けだったので、うーーん、そう行かざる得ないかも、ファーストガンダム世代に絞り過ぎると完売出来る筈も無いですから、まさに英断です、


そして時代時代のコラムもグッドです。私もモスクワオリンピックとユーゴ紛争を今作品に絡めましたけど、戦争はどうしても表記せざる得ません。もう一時代の出来事に収納されてますけど、そこから字引きをして戦争が活字の出来事ではない事を、ただ考え抜く事を願うだけです。



とは言え、構成は確かにあのアニメックそのもの。ただ湧き上がる感情がふつふつと。


何故に…「快傑ズバット」。確かに特撮コラムはアニメ設定より好きだったけど、でもここはもうちょっと現在を見つめて配信ドラマ「高い城の男」若しくは「ハンドメイズ・テイル」若しくは「ゲーム・オブ・スローンズ」等々の12P特集が良かったのではと。ここはNewWORDS復刊に託しましょうか。


それと永野護氏の寄稿でもきとなります。ああ確かにこの内輪ノリだったよなと。ここで私の思春期がフィードバックされます。思春期ですもの、大人は何してるのトッポさで、そのままアニメックからフェイドアウトした要因。

アニメ不況だけではないアニメック休刊は、何となく当時バンドブーム世代の傾向のそれを受けてかと思います。



あとは、確かに選出4作品確かに載っていましたね。カクヨムで読むのとまるで違い、アニメックに掲載されますと、他のライターさんと同列の寄稿になるので、ここが出版マジックそのものなのだなと。


それと、後頭部を思いっきり殴られたと同じ感覚とは、正にそれの、NO.NEWTYPEと共に私の判家悠久の一文ががっつり掲載されています。一見many thanksみたいな扱いでしょうけど、寄稿した身にとっては中間選考された23作品もアニメック編集部がしっかり受け止めたのメッセージの様です。


アニメックって確かにそう言うファンをも掬い上げて昇華されたアニメ誌だったと思い知る訳ですけど。本当ごめんなさい、そこまで愛情が溢れてなんて思ってもみなかったです。一文掲載とは言えその愛情に答えられ程の寄稿はしていませんし、本当照れ臭いです。


そうとは言えありがたい限りです、このアニメックの熱気がニュータイプへと引き継がれ、一度も休刊する事なく今も一大アニメ誌なのかと尊敬しか有りません、



そう逡巡すれど…税込み1980円がネック過ぎまして。近くの現代用語の基礎知識2020の1,650円と分厚さと実用書使用を比べてしまうと、ごめんなさいこっちかなでも有り。

ああ、でもアニメック ガンダム40周年記念号のインタビューは充実しており、読者の思索の手助けになると思いますので、懐に余裕のある方には謹んでオススメ致します。



そして、編集後記の井上さんの未来託すの下りはあれですね。

「めぐりあい宇宙編」最後のメッセージ「And now... in anticipation of your insight into the future.」を受けての、再メッセージ並びに未来のアニメック復刊の展望かもしれません。




11月13日の追記です。


新町の成田本店に「Sound & Recording Magazine」を買いに行ったついでに、各店舗の「アニメック ガンダム40周年記念号」探しに。

アニメックを探しながらも購入すべきの揺らぎを感じる事が出来るかもですね。



新町の成田本店は無し。アニメ棚は一棚なのでムックは絞る傾向ですかね。


アニメイト青森は3冊。あれど全て封テープされてます、そこは書店ではなくグッズを売る店なので、一定の理解をします。


ラビナの新規進出店さわや書店は多分売り切れ。スタンドの明らかにアニメックサイズ幅がこそっと抜けていましたので、売り切れでしょうね。駅前ですからそう察します。




まあ、回ってるうちに、スタジオぴえろのムック本1,100円がどうしても目が行ってしまい、ついページを捲るわけですけど。

全面キャプチャーと設定画展開のビジュアルでも完成度が高いなと思うわけです。ついでに驚いたのはクリーミィマミの楽曲があの大村雅朗編曲の再発見。どうしても完成度が高くなるわけです。


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