2019年5月1日 NO.NEWTYPE これから

NO.NEWTYPE。革新は求める人達はどうしてもいなかった。


多くの人は異端を嫌います。ガンダムの世界ではニュータイプ、古の時代時代では、超絶者であったり、超能力者であったり、近年ではエキススパートもでしょうか。


それはごく当たり前の事、人はえらく心を見透かされる事を嫌います。好きであるものが嫌いであったり、嫌いであるものを好きであったりします。

まあでしょう。真っ正直に言葉を吐くと、迂闊に傷つけ憎しみ合いますからね。


でも、「アニメ新世紀宣言」より発し、多くの若者はニュータイプになりたかった。どんなに傷ついても、秀でたコミュニケーションの先に相互理解があると信じていたからです。


ガンダムを通じて、誰もが革新に至ると思っていましたけど、そうは簡単に人の心模様は変わるべくも有りません。


そうですね、革新には時間がどうしても必要みたいです。

例えば1980モスクワオリンピックの様に冷戦に巻き込まれて無茶苦茶な大会も有りましたよ。それでも長い年月を経て、徐々に参加国が増えて来たのは漸く平和の祭典の意義が有ればこそです。


ただ、オリンピックも生半可な道程では有りません。二度の世界大戦は勿論、私がリアルタイムで感じたのは、1984サラエボオリンピックから数年後のユーゴ内戦。サラエボの各スタジアム競技場は砲弾銃弾で削られ、人々も荒廃の限りです。恒久平和。理想だけでは押し通せないこともむざむざと見せられました。

ただ、それでもオリンピックは続きます。相互理解の鍵が、熱過ぎる奮戦にある故にです。


ここに至って、あの「アニメ新世紀宣言」に賛同した方々、ニュータイプと共にの革新に対して行動出来たでしょうか、出来るでしょうか。そこはやや否とも。


例えば、目の前にニュータイプらしき知己が現れても、卑屈にならずに仲間になれますか。保身の為に自尊心を押し通していませんか。不安定な心を閉じていませんか。そう、現代社会で生きて行く程、ありがちな常識にとらわれ、どうしても身動きが取れないのも事実です。



ニュータイプなんて絵空事だからで終らす事も出来ます。でも、一般社会にもいるのですよニュータイプ如き人物。私はその人物を中心に仕事上で凄いシナジーを産む事も見て来ました。それをステレオタイプの安易にうざったい奴がいるで終らせて欲しくないのが、令和の新時代に望む事です。


BEGINNING.NEWTYPE。「アニメ新世紀宣言」からまだ38年、それでもまだ人は進化出来る筈。この瞬間からも、きっと。


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