2018年4月27日ー2018年6月15日 配信ドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」 『アニメ新世紀宣言』より連なる現象の終焉
『アニメ新世紀宣言』の話題なのに、何故に「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」がここで、ですよね。まあまあと。
或る現象の沸点とは、何かしらの媒体に跨がる事では無いかと思います。
「宇宙戦艦ヤマト」にしてみれば、テレビ発映画着であったり。
「機動戦士ガンダム」はと言えば、テレビ発ガンプラ大爆発映画着であったりします。
その媒体にそれぞれいた方々が、ある作品を芯として大きなうねりを作り上げる訳です。
また、アニメ界隈を更に考察すると。
ビデオ界隈の富裕層を見据えた「メガゾーン23」。
web界隈のファンページがもはや一色だった「新世紀エヴァンゲリオン」。
ニッチな音楽界隈をも巻きこんだ「君の名は。」。
等々ですか。
新たなメディアと融合する事によって、何かしらのブレイクスルーは必ずや生まれると言う事です。ここは初期角川映画が先駆者でもあったりします。
ここに至って漸く配信ドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」ですね。
今のところ配信ドラマ発の大ヒットが無いので、まだ開拓されていない分野なのかなと思っていましたら、そこは違います。ケーブルテレビでも放映された「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」の完成度があまりにも高過ぎました。私でも泣いた。
配信ドラマは未だ黎明期で、充分過ぎる程の制作費が或る故か、これでもかの練りと画作りが可能な様です。
「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」の高レベルの完成度を持ってしても、何故に大ブレイクしないか謎です。配信サイトがHuluだからとか、そういう事では無く、まだ配信ドラマ人口が少ない故なのでしょうかね。
世界配信を出来るのでそんな訳も無いのですが。「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」が余りにも最高過ぎたのでファンブック探したら、単行本一冊だけでした。本当に有り得ない。
ここですよね、既存のメディアが実は新規メディアに追いついていなかった事実。複数言語の電子書籍を展開すれば必ずやいける筈ですけど。既存メディアも知れずに高齢化する切なさと言いましょうか…実はもう二度と『アニメ新世紀宣言』は起きないであろうの危惧ですね。
連なる現象の終焉は、どうしても目利きがいないと、本当に向えてしまう事になりそうです。
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