第2話猫は死にました


鼠の村に猫がやって来て、沢山の鼠が猫に食べられました。

生き残った僕らはお社に助けを頼みました。すると何処からか、声が聞こえてきて、

「もし、猫退治が出来れば、この社に張ってある札を剥がしてくれ」とのことだ。

昔から、社の札を剥がしてはならぬと言われては来たが、猫退治ができるのであればと約束をした。それから一週間もたたず、

ドスーン と大きな音が村中にして、出て見てみると、大きな猫が息をしておらず、寝そべっていました。

「おぉ、お社様がやっつけてくれたのか」

皆喜んでいると、何処からか声が聞こえてきて、「サァ、猫退治は終わった、札を剥がしてくれ」一匹の鼠が札を剥がすと、何が起きたのか一瞬のことであった。小さな頭をパクりを飲み込まれ、食べられている仲間の姿を黙って見つめていた。

三つのにょろりと頭を動かした色違いの蛇が入り口をおおって逃げれないようにしているのだ。

「やっと、出会える事ができたね、結界で入ることができずにいたが、まさか神と勘違いして、その結界を剥がしてくれるとは助かった。

では、丸々太ったお前達を頂くとしますか。」

三匹は不気味な顔で笑い、「頂きます」と言って数時間もなく、鼠の村は全滅してしまいました。

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