第446話:話し合いDEATH(デス)~1

 確認だけの登校を終え、自宅に戻るとポスン…とベッドへダイブ。


 い…行くだけで疲れるとか…どんだけ体動かして無かったか判るってモンだな。


 ゴロン…と体を横たえると何故かウトウト…。そうなると理解呼ばれる場所は判り切って居て…


「・・・ちょっと待とうか日本の神様?何で日本家屋の場所が用意されてんの?!」


 リョータが呼ばれたのは夢の世界ではなく、精神世界…それも真っ白な空間ではなく畳敷きの部屋が作られてるようだった。


「良太様には色々とお気づきの点が御座いますでしょう?」


 そう語り始めたのは神々の頂点とも言える天照あまてらす(テラさんとでもしておくか)。


 そのテラさんが怒り心頭で、それこそアニメで言う所の「プンスカ」状態で腰に手を当て怒ってらっしゃる(うん、今つっこむのは止めておかないと飛び火する)。


「あー…もしかしなくても露店ですか?」


 そう呼び出しを食らった理由としては「それ」しか考えられない。


 タコ焼きプレートが出来てたり、焼きそばプレートが有ったりまでは何とか許容は出来たかもしれないが、何せ日本で見かける「出店」状態でタコ焼きも焼きソバも作られて居たのだ。


 そして畳に正座「させられてる」のは数名の「ヤラかした」神々。


「良太殿が希望したから、それに沿っただけではないか!」


 真っ先に反論を開始したのは建築の神「阿遅高日子根神あじすきたかひこねのかみ」(アジさんだな)。


「確かに希望したけど、それって無許可でやったよね?」


 希望したからと言って何も「夢渡り」で「教えて欲しい」などと望んで居ない。


良太は「ユーチュー」みたいに動く画像で見れたら判りやすいのになー、程度で止まって居た。


 止まって居たにも関わらず暴走したのが建築の神アジさんだ。


「うっ・・・」


「だ、だが食の発展にはなったであろう?!」


 そう話をそらしたのは鉱山の神「金山彦神かなやひこのかみ」(カナ殿かな)。


「例えさぁ発展のしたと言っても無理やり…だよね?

 夢で植え付けた結果、ハイテンションな職人さんが居たって言ってたけど?」


「ううっ」


「や、屋台などは便利ではないか!」


 鍛冶の神「天目一箇神あめのまひとつのかみ」(アメさん)が便利グッズを提供したんだから良いではないか、のような発言をした所為なのか、テラさんが


「良くありません!

 急激に発展してしまっては変な方向へ歴史が動きかねないのですよ?!」


 と懸念事項を考えて無いのか?とばかりに聞いたのだが


「「「・・・あ・・・」」」


 鉱山、鍛冶、建築、温泉それぞれの神が「今、気づいた」とばかりに顔色を青くさせた。


「・・・やっぱり・・・何も考えないで夢に送ったんですね?

 判ってます?日本と違って異世界は料理どころか道具すらも明治に近いんですよ?

 それなのに…こんな沢山の近代道具を教えて…

 戦(いくさ)が戦争に発展しても知りませんよ?」


 便利グッズが流通してしまえば判る事では有った。


 弓や剣での戦が鉄砲や大砲と言う飛び道具での戦争に発展しかねないと言う事を「忘れて」居たらしい

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