第410話:教科書類を整理整頓

 魔術学校に入学した時、無料配布で貰った本…結局、一度くらいしか使う事なく持ち帰るしか無かったのと剣術やらで「絡まれまくり」の「巻き込まれまくり」だった為、何も確認して無い状態で放置していた。


「色々ありすぎて本を見る暇も無かったんだっけ…」


 「如何様いかさま」と言われる程の魔法を使って居た所為で…魔術学校を「卒業」まで学ぶ事が出来なかった。


 一時的に…と言う形で剣術学校へと編入しても「チート」すぎたからなのか、先生に囮として押し出された事も有った。


 まともに「勉強」出来なかったのだが、リョータ的には扱い方が学べればイイかな?くらいで、剣術も魔術も「人並み以上」の能力を発揮してしまい、表ではSランクへ昇格してしまい、隠しではSが4つもついてしまい、それ以上は上がらなくなってしまった。


 今までに出会った魔物の中で一番強いと思えたのはジャーチで、道具が付けられた状態の魔物が強さ的には一番では有るが「ドーピング」に近い状態だったのでノーカン(ノーカウント)。


 魔物の種類すら全て把握できてない状態なので、休み中に把握しておこうと「魔物図鑑」が無かったっけ?とボックスの中に入れっぱなしだった本類を棚へと並べていく。


 一番上は読まないで有ろう魔術書類を置き、2段目には小説、3段目に図鑑類を置いて魔物と薬草だけを机に置き、他は全て棚へと並べたが


「結構、買った気がしてたのに…空間だらけだ」


 買った当初は多く買ってしまったか?と懸念してしまったが、いざ本棚に並べてみれば、それ程おおくは購入してなかった。


 だったら…と真ん中…2段目に全ての本を置いて、見た目は不格好では有るが、本が整然と並んだ状態になってくれた。


「あ・・・もしかしなくても、ラノベ本…

 俺が集めて居た作者を転生前までくらいなら、

 買えないか?」


 好んで購入して居た作者は1人しか居なかったが、レンタルで読む作者は居た。


 好んで居る作者は10巻以上の作品が多く、ボーナスチケットで読む作品も含まれて居た。


 今なら「魔力購入」出来るし、集めたとしても此処は、誰も来ない森の中。


 様々な魔法を掛けてしまえば動物も人も通過できるだろうから、とばかりに買いまくって行く事を決めた。


「あとは…冷蔵庫の中身か…」


 ボックスの中に入れて置いても腐る事は無いが、入れたままにしておけば「絶対に出すのを忘れる」可能性が高いと踏み、中に入ったままの野菜や果物、肉類を冷蔵庫の中へと入れて行く事にし、1階へと降りる。


 パチパチ…とぜる音が響くダイニングっぽい1階…スヤスヤと眠る小桜をで冷蔵庫に食材を収納して行く。


 野菜類が「意外と」少ない事に気付き、森の恵み(収納し忘れ)を確認するのは翌日にしよう…とフカフカの布団にダイブし眠りについたのだった

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