第283話:閑話~神々のヤラかしは誰にも止められない!?
所変わって
神々がいなくなる…と言われてる月に、神々が必ず集まる場所が存在する(これは神話として描かれる事が多いからではあるが…確実性は無いと思われる<諸説あり>)。
そこの一角で異世界に転生「してしまった」リョータの生活に手出し出来ないだろうか?と頭を悩ませる神々の姿がある。
「
そう真っ先に発言したのは建築の神として名を刻まれた
リョータが家屋をチートに作り上げたキッカケを「こっそり」もたらした神でもある。
「それは気づかれずに手助けなど無理ではありませんか」
そう答えるのは
「空間が違えど太陽があるのだから、
わたくしが手助けする事は出来そうですけれど…」
「流石に同じ太陽ではなかろう?」
そう
「確かに同じ鉱山と呼ばれる場所があるにも関わらず、
金山彦神が関われておらぬ」
豊穣の神…
何かと関わりたいと思っていても関われないと言うジレンマ。
何か無いか!?と思った所に異世界の神から願われ温泉の神が関わる事が出来た。
それからは一気呵成に…は無理でも、関りを持たせて貰える事が確定した瞬間とも言える。
「年に1度とは言え、
こうして集まれるキッカケを貰える事を有難く思わねばならぬな」
「そう…って、どうして私を見るの?!」
全員の視線は天照に向かっている、一番有名で一番知られてるのは岩戸に隠れ、出て来なかった天照を外に出すべく、神々が宴で飲めや歌えの大騒ぎをした結果、出て来て暗闇から世界が解放された…と言うもの(ザックリとではあるが…)。
今こそ天体観測として知られている「日食」は、国々が作られる前では悪い事が起きる前触れとしか思われていなかったからであって、悪い事が起きるのなら未然に防がなければ…との思いから「宴で楽しそうにしてたら出て来るんじゃないか?」との意見から騒いだだけ。
まあ常人では図り知る事など不可能。
神々の世界で「そんな事」を話し合われているからこそ「巻き込まれ」が発生しているなど、異世界に転生してしまったリョータは本当に「あずかり知らず」で可哀そう過ぎである。
神無月…それは八百万の神々が大社に集まるからいなくなる…と思われて付けられた旧暦の言葉…よもや本当に神々がいなくなっているなど、地上で祈りを捧げる人々が気付く筈もないだろう。
勿論、神々のヤラかしがリョータにバレる事など皆無だと思われていた
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