第275話:温泉掘削開始の前に整備
硫化水素の煙が立ち上る近くへと転移で飛び、周囲を
(ん~…地下どれくらいに水脈ってか温泉があるか、
把握できっかなぁ…)
スマホを取り出しググって見る…が正確なメートルまで表記が無かった。
(150ってのもあれば2700ってのもある…って事は、
地下3000メートル以内で見つかる可能性がある…って事か)
先ず地下に向けて「源泉
(うっわぁ…これ、源泉かけ流しとか出来ないレベルじゃん。
って事は近くに水源…ないかな?)
今度は地下に向けて
近くにあった水脈と源泉を一緒にした合計温度を計算してみると43度となった。
(俺ンちで風呂の設定、45にしてたような気がするが…
あまり高温すぎっと「のぼせ」があるよなぁ)
風呂として作る場所は43にしておき、熱すぎる…と思った人の為に「水風呂」も用意すれば良いか?と思って先ずは男女で入れる大きさを計算して行く。
(確か1畳が1人が寝れる大きさだったから横は10人くらいにして、
縦は…ちょっと待てよ?
プールくらいデカくして子供も入れる場所を作れば家族で入れねぇか?)
周囲を確認すれば25mプールが設置できるくらいの空間は、作ればある。
男女別と考えたとしても50mづつ出来る訳だから、広さ的には問題は無い。
勿論、温泉施設と言うより銭湯として考えている。
深さ的には座って肩まで入れるくらいがベスト。
先ずは源泉を受け止め冷ます施設的な場所を作る事を考えて行き、異世界にしかない品を使わなければ、教えた所で驚かれる事は必須。
それを踏まえて竹やら木やらを使って源泉を蓄積する場所を作って行く。
(んっと…此処の源泉は200mくらいの場所にあるから、
日本ならボーリング調査をして出たらコンクリート製や金属製のパイプを使って源泉を貯めるべく、何かしらの品で囲いを作り貯める…などするのだろうが、
源泉は石で作った浴槽風の受け場所に引き入れ、そこから温泉施設として作る空間へ持って行くつもりで先に入る場所を作って行く事にした。
(ぶっちゃけ男女とも、同じ大きさなら「何で男の方が大きいのだ」とか言われる心配はないし、景色的にも平等なら文句は出ないだろ)
腰掛けられる深さまで掘り、足が不自由な人の為に滑らぬよう階段を作り、手すりは近場の木材を使い加工。
着替える空間を作り、荷物を置ける空間を作りと無尽蔵に魔法を使って建物を完成させて行く。
誰も来ない空間だからこそ出来る技ではあるが、それが目撃されてしまえば騒ぎになるのは必須。
作業空間は不可視の魔法を施して見えないようにし、1日目の作業は骨格と施設だけが出来上がってしまった。
ちとヤリ過ぎた感が否めないリョータである
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