第187話:苦戦を強いられそうになったボス戦は…
リョータが鑑定した結果はオオカメレーオンでランクがSSS。
出会った魔物の中で最強と言える相手だった。
「何で推奨ダンジョンに3S級の魔物が
ボックスから刀を取り出し臨戦態勢を整える。
【S3つですって?!
そんな魔物はいないと聞いていましたわよ?
どうしてダンジョンの中に…】
隊長さん、聞きたい事があるんだけど…。
〖
この世界にS3の魔物って、どれくらい存在します?
〖SSSですか…
ドラゴンの王を除けば1匹もいな…
もしや遭遇したのですか!?〗
…うん。今、目の前にいる。
〖助けに向かいますので呼び寄せたいと強く願って下さい!〗
‘’何を悪あがきしておる?
お前は我が子らの餌となって貰うぞ‘’
「・・・そう言われて、
そうですかって言うとでも?」
周辺に自生する蔦を使い
「
とボスに拘束魔法をブチかますのだが、捕らえる前に塩酸で溶かされてしまう。
‘’ふっ…甘いわい‘’
反対にボスはリョータ目掛けて粘液を飛ばすのだが、バックステップで回避し、吐き出された粘液に捕らえられてしまったアリが逃げ出そうにも逃げ出せずアタフタするようすが垣間見えた。
(マジか…。Gホイホイ並みの粘着性。
捕まったらヤバい)
ワイバーンの隊長に助けて欲しいと強く願い、ボスの後方上空からワイバーンがブレスを吐き出して意表を突く事に成功した。
‘’ぎゃぁっ!!
お、おのれぇぇぇぇぇぇぇっ!
卑怯ぞ!‘’
「正攻法で挑めと言われてないもん」
スラリと刀を鞘から抜き出し戦闘態勢を整える。
(ゴマ、権太、琥珀、小桜…
サポート頼む)
『[【《お任せ下さい》】]』
琥珀は土属性の魔法を駆使し魔物を固定、ゴマは風魔法を駆使し、動きを制御するように掛けてくれた。
権太と小桜はリョータが攻撃された場合に攻撃が当たらないよう、補助を担ってくれる。
そして上空に到着したワイバーンは、ボスと化してしまったカメレーオンが「何者かによって変異させられてしまっている」事に気付いた。
(リョータ殿、この魔物は何者かにより、
自分の意思と違った動きをさせられているようです)
な・・・ん・・・だ・・・と?!
意思阻害の魔法とか存在しない筈。
まさか道具が付けられてる・・・?
偽装のランクだったんだな。
元々こいつのランクはAで、魔道具でSSSまで高められてしまい、草食だったのに肉食にさせられてるってか。
琥珀、俺がコイツの気を引いているから背中に回り、異物を取り除いて欲しい。
《…難しいと思いますが努力いたします》
ゴマ、権太、小桜と連携し目の前にいる「巨大化してしまった魔物」の注意を前方部分に集中させる。
奴からは液体攻撃が続けられるが右に左にと回避しつつ、少しづつダメージを入れて行き、琥珀の手により背中から道具が外された
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます