第96話:異世界商店で爆買い?!

 購入できて目の前に出す事も可能だと知ったリョータは、これ幸い…とばかりに野菜や果物、調味料などを購入する事にしたのだ。


 勿論、魔力購入と言う事で、ガッツリ削られてしまう事を考慮し、椅子に座って購入する事にした。


「小桜たちは森の中を探検して来てもいいんだけど、どうする?」


 小桜は何も無かった空間に見た事も無い品に入った芋を見て


【主…後で説明して頂けますでしょうか?

 知り得ておかなければ守る事も出来かねますわよ…これは…】


 とジト目で睨んだのだ。


「うぐっ…わ、判ってるよ。

 他の品も用意するつもりだから、

 説明はキッチリさせて貰うさ」


 部屋の中を探検していたのかゴマと権太は、用意していたペット用ベッドで熟睡中だ。


 琥珀は時折、森の中で見つけた異世界こちらの果物となりえる品を採取しては、戻って机に置き又もどる…と言う事を繰り返してくれている様子。


 中にはカレー粉となる実やアケビのような直接、食べる実などを持って帰ってくれているのが見受けられる。


(琥珀ぅ~森の恵みは取り過ぎない程度で終わっていいからね~)


<ご主人様、採取しなくて宜しいのでしょうか?>


(うん、後で説明するけど果物とか食べ物になるのは、

 手に入れられるようになったからさ)


<判りました、戻ります>


 命令では無く「お願い」をするリョータ。


 買い物できる場所は1か所だが、全ての品が揃えられた場所が指定されているおかげで、欲しい品を手に入れられそうではある。


 ジャガイモは手に入れたから人参、シイタケ、エリンギにマイタケ…タケノコにモヤシ、キャベツ、トマト、玉葱、茄、胡瓜…野菜は…思い出したら追加で買えばイイか。


 肉類は異世界こっちの魔物肉でイイだろう。


 果物はバナナ、パイン、りんご、スイカ、レモン、キウイ、苺、桃、メロン…高級すぎて手が出なかったマンゴー…それくらいで良いか。


 調味料は味噌、醤油、砂糖、酢、マヨネーズ、ケチャップ、ワサビ…は薬味だな。


 ウスターソース、お好み焼きソース、焼肉のタレ、料理酒、みりん…こんなモンか?


 薬味はワサビとカラシ、加工食品で梅干しは必須だね。


 あぁ、カレーにはラッキョウか福神漬け…両方とも買っておくか。


 普通の買い物サイトだと、それぞれの部門ごとで買い物を決済しなくてはならないが、リョータのスマホに作られた商店は、支払いを一回で終わらせる事が出来る仕組みとなっている為、とても便利だ。


 次々と、思いついた品をカートに放り込んで行き、決済させボックスに送り先を選んだ。


 品数が多い為だが、その方が整理して保管場所を決めるのにも有効だと思ったのだ。


(まさか、まさかの冷蔵庫…

 これがアイテムボックス代わりとして使えるとは…ね)


 色々なアイテムが用意された屋敷ではあったが、直ぐに暮らせるように家電製品置いてあったのだ。


 森の奥深く…湖横にチートな屋敷がリョータによって作られ、使役した魔物や野良たちと一緒に暮らす為に色々と用意して生活基盤が整えられた

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