厳格で実直なお父様だったんですね。つきのさんのご苦労も大変なものがあっただろうと思います。
わたしの父も常に『施す側』にいようとする人でした。母が病気が元で倒れて骨折した時も『ぎっくり腰だ』とわたしに嘘をついてまで自分たちは施しを受ける側ではないのだと強がり続けました。
本当は親が若くて勢いのある時に遣り取りできればよかったのかなと思いますけれども・・・
作者からの返信
ありがとうございます。
『施す側』まさにそうなのです。
同じ思いをされたのですね。
昔気質のプライドなのでしょうし、強がりたい気持ちもわかるのですが、家族というか、子供の立場としてはなかなかにやり切れない思いもありますよね。
親が若い頃には自分側の勢いと力不足で、親が老いてくれば、親も人間なのだからと、気持ちも理解出来るだけに、こちらが引かないといけなくなり…
難しいですねぇ…
こんばんは、また続きから読みにやってきました。
遅ればせ、なので、私の思うところはすでに皆さんがほとんど書き尽くしていますので、改めては書きませんが、
つきのさんが書かれていること、これから私も母に関するエッセイで書くだろうこととすごく重なります。
そして、私も、(以下はコメント欄ですが)
>父から「なんでそんな風に言われるのかまったく理解できない」と心底怪訝そうに言われた時にガツンと頭を殴られたような気がしました。
これをやっています。
全然、かみ合わず、絶望的な気持ちになりました。
つきのさんの書いてるのと同じ意味での「ありがとう」は、私も言われたことなかったです。
今は、皆さんが書かれてるように、テレとか親としての変なプライドとかがジャマしていたのかも、と思えなくはないですが、そこは親子だからこそ「言わなくてもわかる」じゃなくて、絶対に「言葉を口に出して」言ってもらわないと本当の意味での解決はしない部分なんですよね〜
親子って、ふつうの人間関係と同じには語れないものですよね。
もう、生まれた時からのかかわりが自分の血肉になってしまってるので、理屈じゃないんです。
作者からの返信
みさえさん、ありがとうございます。
そうなんですよね。親子ってそれぞれに色々な事があって、形として伝えようとする事の難しさをしみじみと感じています。
噛み合わないことも、もどかしくて辛いですね。
血の繋がりゆえの理屈じゃない葛藤もあったりで。
こんにちは。
つきのさんの文章から
ご両親に大切に育ててこられたのだなと
毎度思っていました。
そして、お父様もつきのさんを大切にされているのですね。
とはいえ、
お父様にとってしてあげたいことと、
つきのさんにとってしてもらいたいことのズレがあったりしちゃうのですね。
それでも、ご両親に感謝をちゃんとしているつきのさんは本当に素直な良い娘さんだと思います。
そして、つきのさんの知らないところではお父様はつきのさんを認めているのではないかなぁ。
多分、よその人には自慢の娘だと言っていると思いますよ。
本人(特に子供)の前ではなかなか言えないものだと思うので。
作者からの返信
ねむこさん、コメントありがとうございます。
大切に育てて貰ったことには本当に感謝しています。
でも、お互いに愛情をもっていても親子でも難しいものですね。
幼い頃のわたしと今のわたしは、どうも父にとっては既に別の人間のようです。
正直、心のどこかで、まだきちんと話せばわかってくれると思っていたわたしは、父から「なんでそんな風に言われるのかまったく理解できない」と心底怪訝そうに言われた時にガツンと頭を殴られたような気がしました。
確かに頑固で照れ屋の一面もある父ですから娘には素直になれないのかもしれません。
不器用な父娘ですね(苦笑)
私の父も相当にネタになる(失礼な物言いですが)性格と行動パターンなのですが、当の本人の言い分によると「昭和一桁生まれだとそういうものだ」ということらしいです。
私たち子どもが親の影響を受けて育ったのと同じように、親もそのまた親からの影響を色濃く受けて育って親になったわけです。
無論、昔の「大草原の小さな家」のチャールズインガルスみたいな理解のあるいいお父さんならいいわけだけど、やっぱり、そこはそうはいかない時代背景と育ち方(そして、そこから得られた信念も)があると思います。
一方で、シラシラさんが仰っているような「お前のいう通りだ」と素直に認められない恥ずかしさも潜んでいるような気もします。
あ、私の父を見ていると、です。
作者からの返信
橙さん、コメントありがとうございます。
そうですね。
特に父たちの世代には譲れない強い信念があるんだろうなと思います。
それとともに、当たり前だけれど、親も一人の人間であるから、間違いもするし、欠点もあるということ。
それを大人になり人の親になった自分自身が受け止めて呑み込んでいかないといけないんだろうとも。
それがなかなかにできず、時に落ち込んでしまうわたしは。まだまだ娘としては修行不足のようです。
血の呪いがあったり、
はたまた血縁外の絆があったり、
人の世は一筋縄ではいきませんね。
生きづらい世の中を、
僕はただ「父のようには成りたくない」という一心で生きています。
ですがそれもまた、血の呪いなのだと思い悲しくなります。
つきのさんのお父様の思いが分からなくもない。
我が子に対して「こうあってほしい」という想いは、
誰しもが少なからずありますからね。
しかしながらお父様にもっと尊敬の念を抱けていれば、
その想いを受け止めることも出来たのかもと自分のことのように思いました。
作者からの返信
五色ヶ原たしぎ さま
わたしの文章が拙い為に、伝わりにくかったりしたと思うのに、丁寧に読んで温かなコメントをありがとうございます。
なかなか上手く言えないのですが、父に対しては、寧ろ、尊敬の念がずっと強く、強すぎるゆえに、なかなか父の人としての弱さを受け止められないまま来てしまったのかなと思ったりしています。
父は絶対であり、正義であると思っていたから、大人になってきて、その父から信頼を得て認めて貰えてないことが寂しかったのですね。
いい歳になっても親子とは難しい。
本当に人の世は一筋縄ではいきませんね。