第6話 そしてレベルアップに燃えて

大まかな説明をアルテにして理解している事と解らない謎とに区分けをしてアルテの知っている記憶と情報から現状を把握した

今、アルテは力を使えないそして僕は魔犬に憑依して操作しているここが魔界の森の中である事までは理解できた

そして僕は以心伝心の能力でアルテと交信が可能となってレベルが上がる事で能力が補強されていきまた新たに能力が増えるという事を確認できた

アルテに関しては聖地みたいな場所で力が回復する事と現在防御系の能力が戻って来た事それにかなりの我儘でSだという事が認識できたのだがそれだけではこれからどうすればいいのかが決まらない

僕「アルテこれからどうすればいいと思う?ここから数キロ離れた所に謎の建造物らしきものがあるにはあるのだけど」

アルテ 「なに呼び捨てにしてるのよ!様をつけなさい様を小石の分際で偉そうに私は女神なのよこんな辛気臭い場所いつまでも居たくないわその建造物に行くに決まってるわよ

とっとと案内しなさいこの駄犬がそれにくっついてる小石」と嘯くアルテになぜか喜びを覚えている僕がいた

僕 「もしかして僕はMなのか?」

アルテ 「キモ、こっち近づかないでこの変態犬姿もキモだけど中身も最悪だわしっしっ」

徒歩で建造物に向かっているとやはり魔物が立ちふさがって来たライブラリー照合

僕 「なにも表示されない??なにこれ今迄出会ったことのないぞ」

ライブラリーではそうがした事のあるものしか照合出来なかったようだ

アルテ 「キャー、キャーなんとかしなさいよあんた賢者の石でしょ駄犬操ってこいつら退治しなさいよ〜」

喚き散らすアルテをよそに攻撃を開始するとやはり敵も反撃してきて憑依していた魔犬が攻撃を受けボロボロになって来て最早動くことさえままならなくなった時例のカーソルが浮かんだスライムの猛毒を敵に吹きかけた

操り糸が切れたみたいに敵が倒れたとその時またカーソルが乗り移りと表示された

これ以上この魔犬では戦闘できないからこの倒した魔物にのり移ると選択をした

どうやらこの魔物はブラッドベアーという大型の獣型いわゆる魔獣のようだった

そして僕のレベルが3アップして15となったそれと同時に能力転移が可能となったのだが

転移場所は一度ことのある場所が条件のようだ

アルテ 「え〜〜〜今度は魔獣に乗り移ったの?平気なのこんなデカ物やっぱりこっちこないでよ!さっさと前行きなさいさぁ〜さぁ〜行くんでしょ疲れてるんだから〜早くしてよ〜」

アルテの文句もなんとなく心地よくなって来たところでまた魔物が寄ってきた

寄ってくる魔物を倒していくうちにレベルが少しずつ少しずつ上がっていくのがだんだん癖になって来て建造物に着く頃にはレベルが35にまで上がっていた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る