この世はいつも何処かで命が消えゆく。

そると。

#プロローグ


世界は残酷だ。


いつも大切なものを奪い去っていく。


友達も、居場所も、家族さえも。


大切なものを奪っていらないものを置いていく。


どうして、なんて分かりきってるだろう?


―運命だからさ。


僕達は運命には抗えない。


時にはこの世界の創造主である神様でさえも。


だから僕達は止めるんだ。運命の歯車を。


矛盾しているのは分かっている。


出来るかなんて分からない。


でも、


大人しく従うつもりもない。


ちっぽけだけど残されたこの力で運命をぶち壊すんだ。


''僕達で''


『―ああ、また。』


――この世はいつも何処かで命が消えゆく。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

この世はいつも何処かで命が消えゆく。 そると。 @kunoha

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ