第28話 面談&面談
復職支援プログラム
正直、行きたくなかった。
あの日の出来事があったからだ。
カウンセラーには何回か拒否したが、そこはカウンセラー、流石だ、私が行きたく無い事が何かあると感ずいた。
産業医も参加する様に促してくる。
プログラムを受けないと復職出来ない、だと。
休職満了まで残り1ヶ月、渋々また参加する事にした。
期限が少なくなってきたので、会社の方も慌ただしくなってきた。
Eさん
「なんとか間に合いそうね、今度は人事や上司も参加しての面談になります」
本格的に復職に向けて動き出したなぁ…
私
「Eさん、部署移動の件、どうなりました?」
Eさん
「今まだ検討中よ」
そういえはこの頃、1度先生のTさんとEさんに聞いた事がある。
「私の病名について」だ。
2人とも、「双極性障害」だと言う。
主治医と違うなぁ?てか双極性障害て何だ?
まあ何でもいいや。
精神科を信頼しておらず、病名検索すらしなかった。
そしてついに大型面談の日が来た。
産業医ら3人、人事3人、そして課長、部長だ。
多い…緊張した。
部長まで来ていた…マジか…1年ぶりだ…
課長と部長、作り笑顔か?私の体型に変化ない事や表情にちょっと安心してるのか?
…産業医が休職中の出来事を話す。
色々あったから遅くなった理由にみんな納得していた。
そして人事、人事が残りの期間の説明や過ごし方を説明。
上司は「いや、元気そうな顔を見れただけで十分だ」とだけ。
私からは何も喋る事無く、先に帰る様に言われた。
Eさんに連れられ、待ち合い室に戻った。
他の人達は残って話しているようだ。
処遇とか復職した後の事か?
Eさんに聞いた
「普通に上司が来てましたけど、部署移動はどうなったんですか?」
Eさん
「まだ検討中よ、私からも言ってるけど」
ふぅ、しかし緊張したなぁ
人事のやつら、3人も居やがった。
しかも2人は喋りもしない、どんだけ暇なんだよ…
その頃は体調は良かった、気分の浮き沈みも無い、夜もまあまあ寝れていた。
復職支援プログラムはその後結局3週間位行って卒業した。中途半端、異例であった。
そして、最終面談の日がやって来た。
期限まで2週間を切っていた。
メンバーは前回と同じ。
まずは若い人事から喋りだした。
「○○さんは、元の職場に復職して頂く」
私(心の叫び)
「………………!!!なにぃ!!!」
私の顔がひきつったんだろう、すぐ部長が、
「○○さん、心配しなくていい、何もすぐに結果を出さなくていいんだ」
「半年位かけて、ゆっくり覚えて貰えばいい」
課長
「実はやって欲しい事があるんだが、とても簡単な事だ、マイペースで全然大丈夫だ」
これだけの人数、上司も居る中、意見等とても言えなかった…
前回同様、Eさんに連れられ待ち合い室に行く
Eさん
「いかがでした?」
私
「私は部署移動を希望したはずですよ?」
Eさん
「○○さん、休職した人はますは元の部署に戻るのよ、違う部署に復職したら、もっと大変でしょう、それでも○○部署が嫌なら、移動願いを出して移動しなさい」
裏切られた気分だった、Eさんの顔からすれば、「やっと本音が言えたわ~」って感じか
こうして、元の部署に戻る事になってしまった。
…部長たちの言う事を信じ、ますば行くだけ行ってみよう。
A社、1年もブランクがある。
もう2度と正社員などでは何処も雇ってくれないだろう、もう1度、チャレンジしてみよう。
そう思い、復職する事を決意した…
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