第13話 精神科


紹介状を持って向かった

◯◯法人◯◯会◯◯医院


内科か何かと思っていた。


結構大きい。玄関まで来てやっと分かった。


…精神科…専門


マジか、頭おかしいと思われたか…

もう40歳近くなるのに…


精神科って鬱病?あと何だ?

人生で関わる事なんて無いと思っていた。

知識も全く無かった。


待つこと小1時間、呼ばれた。


私「宜しくお願いします」


お、新患かぁ、うーんと…

紹介状を読んでいる。


先生

「君は何処の部署だ?」


私「◯◯部署です」


先生

「やっぱりそうかぁ、多いんだよ、あそこは」


※後で知ったがこの病院、A社のかかりつけ医院でこの先生はかかりつけ医者らしい。

この先生は毎週1回、A社に行ってるそうだ。


早速質問攻めだ。

夜は眠れているか?

食欲はあるか?

…あまり覚えていない

死にたいと思った事はあるか?

最近性欲はあるか?


何だよ…と思っていたから何をどう回答したか覚えていない。適当だった。


先生

「よし、1ヶ月位休むか」


「せ、先生…私はただ会社を辞めたいと思ってるだけなんですが…」


先生

「今大きな決断をしては駄目だ!」

「後で必ず後悔する」

「君に必要なのは休息だ」


「じゃあ診断書を書くから」


…何故、辞めたいと散々言ってるのに辞めさせてくれないのか分からなかった。


…診断書が出来上がった。


病名「適応障害」


あと、薬が出た。

名前は忘れたが、抗うつ薬と睡眠薬だった。


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