時の価値


時間を決めた人って

どんな人だろう


一分 一秒の価値が

同じはずなんてないのに


なぜそんなものを

定めてしまったの?



君と過ごす一分と

君の電話を待つ一分が

同じ60秒だなんて

信じられないんだ


こんなにも

待ち遠しい



時計の針が止まっても

僕らの時間は止まらない


君といる時間も

君といない時間も

ずっと想い続けているよ


僕の時間は

君だけのためにある

そんな気さえするから



時の価値=君の存在

君の存在=僕の生きる意味


君にとっての僕は

どれくらいの価値があるのだろうか



電話に手を伸ばすけれど

君の番号は押せず

ぎゅっと握りしめて


気の遠くなるほど

長い時を

僕は空を眺めながら


君に会うために

夜明けを待つ


(2009.2)

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