第36話


「旦那様」


バルトロメイの屋敷。その寝所で、シャールカは深々と頭を下げる。


「本日は助けて頂いて、誠にありがとうございました」

「…気にするな」


バルトロメイはつっけんどんにそれだけ答えた。そんな彼の様子にも負けず、シャールカは続ける。


「そして閣下に、お伝えしたいことがあるのです」


そこで言葉を切って、緊張した面持ちの顔を上げる。


「既に感謝を言い尽くせない程の恩義を頂いていると言うのに、更なる要求をするとは身勝手であることは重々承知しております。それでもどうか、聞いて頂きたいことなのです」


(…来たか)


これまでにない真剣な表情を前に、バルトロメイはそれだけ思う。彼女が言いたいことは分かっている。


(「コゼルと共に、北クルカに行く」。そう言いたいのだろう)


バルトロメイも、迷っていたことだ。彼女の父も、身を賭して助けた家族も、北クルカに居る筈だ。彼女の幸福は、ここには無いかもしれない。


「…言ってみろ」

「ありがとうございます」


覚悟を決め静かに促すと、シャールカはもう一度深々とお辞儀をする。やがて背筋を伸ばし、言い切った。


「ずばり、旦那様との性行為を所望します」


ぴたりと時が止まった。


「……」

「……」


完全気思考を停止させるバルトロメイを横目に、シャールカはぐっと唇を噛み締める。


(これまで様々な手段を取ってきました…)


媚薬に酒、豊胸に夜這い。ありとあらゆる手段を行使してきたがことごとく失敗した。もう方法はないのでは――そう嘆きかけて、シャールカは気付いた。


諦めるにはまだ早い。直談判が残っていると。


「私、どうか旦那様とみだらでわいせつな行為に励みたいのです」


シャールカは真剣な表情でそう話す。目的意識が強すぎた為、そして誤魔化すと言ったことができない性質である為に少々直接的すぎる物言いになってしまったが、背に腹はかえられない。


「…ぃ駄目だ」


そして彼と言えば予想外の告白に混迷を極めながらも、正しい返答を口にする。当然である。彼の「シャールカを自由にする」と言う目的の為には、手を出す訳にはいかないのである。安心したこともあり、ほんの少しだけ「良い」の「い」が出てしまったが、それはご愛嬌だ。


(やはり…!)


そしてその答えを聞いたシャールカと言えば、眉間に皺を寄せ肩を落とした。そう、この主人がそう易々とは首を縦には振らないことは分かっていた。そんな簡単な話で済むのなら、今までもこんなに苦労してはいないのだ。


「先端だけでも、良いのですが…!」

「…駄目だ」


まるで食い下がる男性のようなごね方をしたものの、しっかり拒否をされた。それでもまだ諦めまいと、彼女は違う切り口から突っ込む。


「閣下はその、私に性欲を抱かれないのでしょうか…?」

「…抱かん」


彼の容赦ない否定はシャールカの自尊心にぐさりと刺さる。バルトロメイからすれば自分に言い聞かせる為の精一杯の強がりだったのだが、シャールカがそのことを知るわけがない。


(ここまでは作戦通りです!)


痛む胸を引きずって、目標を見据える。そう、シャールカには狙いがある。期待をかけて、次の段階に突入する。


「ならば。接吻は、如何ですか」

「…接吻?」

「はい…。もちろん、唇になど、そんな身分不相応なことは申しません」


ゆっくり顔を上げる。バルトロメイの瞳をじっと見つめながら、口を開いた。


「たとえば…旦那様の頬になど、お許し願えませんか…?」

「……」


彼の黒の虹彩が一瞬動く様を見て、ごくりと唾を飲み込む。そう。シャールカには狙いがあった。


(エリアスに聞いたのです…。先に大きな要求を断らせれば、小さな要求が通りやすくなると!)


交渉術のひとつである。無表情だが無言で悩み始めたバルトロメイを前に、シャールカは期待を持って先を続ける。


「私、どうか旦那様のお顔に接吻をしたいのです」


見上げる瞳に赤らんだ頬。唇から出たのは可愛らしいお願い。


(…駄目だ)


バルトロメイは即座に判断を下す。何せ現在の状況は問題だ。非常に押し倒しやすい配置に、傍らには非常に柔らかそうな寝台。そして今彼を待つのは、非常にみだらでわいせつな行為がしやすそうな性奴隷である。何よりも接吻がしたいと言われて嬉しく思ってしまった自身の心がいちばん信用ならない。顔を近付けたが最後、彼の理性は音を立てて千切れるだろう。


「駄目でしょうか…?」


だかしかし問題は、そう不安げに眉尻を下げる彼女の様子が、バルトロメイの心にいたく刺さってしまってことだ。


「構わん」


気付けば彼の口からは、意志とは正反対の言葉が出ていた。シャールカの表情がぱあっと輝く。


「本当ですか!?」

「っ…!?」


(俺は今、何を…)


すぐさまバルトロメイの心を後悔が過るが、既に飛び出してしまった言葉は元には戻せない。


「さあどうぞ!旦那様はそちらに腰かけてください!」


シャールカは意気揚々と寝台の端を指し示す。頬に接吻とは、またずいぶん彼女の最終目標からは遠くなってしまったが。


(まずは第一歩!こうしてじわじわと接触に慣れさせて、最後には性交に辿り着くのです!)


「では行きます!」

「…ああ」


バルトロメイも覚悟を決め、致し方なく縁に腰を下ろす。自分に我慢だと言い聞かせ、ぴたりと瞼を閉じた。そんなまな板の鯉のような彼を前に、シャールカはしたり顔で微笑む。


(ふふ…。旦那様。年貢の納め時で…)


「……」

「……」


そう、今夜の目標は接吻である。性交はバルトロメイからの行動がなくては達成は不可能だ。けれどキス程度なら自分にでもできる、シャールカはそう高をくくっていた。事実、とても簡単なことである。自分の口を、バルトロメイの頬に当てるだけだ。けれどこの時のシャールカは、ある事実に気が付いてしまった。


(バルトロメイ様の体に、接吻…!?)


たかが接吻。たかが唇の接触。しかも頬にである。子供でさえできる行為だろう。そんなことは百も承知だ。


だがしかしシャールカは忘れていた。昼間彼に手に触れられただけで、固まってしまったことを。


「っ…!」


ぴたりと閉じた黒の睫毛。高い鼻。眉間に刻まれた皺は彼の厳格な性質を表しているかのようで。無防備なバルトロメイの顔を前にしただけで、既に心臓が破裂しそうだ。


(何を言っているのですシャールカ。このような機会、二度と訪れることはないかもしれないのですよ)


必死でその邪念を追い払う。あんな人形まで用意して、自分は練習に励んできたのだ。ここで成果を発揮しなくて何とする。自分を奮い立たせ、そっとバルトロメイの肩に触れた。彼がびくりと動く。そうしてシャールカは顔を近付け作戦決行に臨む。


(いざ――!)


「…旦那様」

「……」


自身を呼ぶ声にバルトロメイが目を開けると、彼の性奴隷ががっくりと膝をつき絶望しているところだった。


「その…できれば旦那様から、していただけないでしょうか…」


シャールカの口からは飛び出したのは、降伏宣言。彼女はうつむきながら奥歯を噛み締める。


(私の意気地無し…!)


そう。あまりにも、あまりにも格好良すぎたのだ。絶賛恋する乙女である彼女の中では、バルトロメイは超割増で輝いて見えてしまう。壊れるのではないかと錯覚するほどの心臓の動悸と霞み始める視界を前に、シャールカは負けた。使命感よりもときめきが上回ってしまった。


「…俺からしろと言うのか」


そしてバルトロメイからはぶっきらぼうな返事が返ってきた。シャールカは慌てて立ち上がる。


「も、もちろんしていただくからには、頬と言わずどちらにでも構いません!」

「……」

「私の体のどこへでも心行くまでなんなりと!」


その台詞が更に煽っているとはいざ知らず、彼女は両手を合わせ寝台に横たわった。打ち上がった魚のごとく接吻を待つ性奴隷を前に、バルトロメイは先程の台詞を頭の中で反芻させる。


(どこへでも…?)


「……」

「……」


頭の中で警鐘が鳴り響く。普段鋼の自制心を持つ彼でも、一瞬良からぬ場所への接吻を考えてしまう程度には、その提案は魅力的すぎた。


「……」

「閣下…?」


やがて差し出された千載一遇の機会を前に、バルトロメイは言った。


「接吻の仕方が…分からん」


自分の男としての矜持よりも愛する女性の貞操を優先させた挙げ句に考えついた、少々様子のおかしい回答であった。











『エリアス!』


彼の姿を捉えると、シャールカの父親が手を掲げる。出会った頃に比べれば、その顔には皺が増え、金糸は殆ど白に近くなった。けれど中身は変わらない。丘の上まで辿り着くと、エリアスの背中をばしんと叩いた。


『元気そうで何よりだ!』

『…貴方も相変わらずですね』


雑な歓迎に、嫌味を込めてそう言う。眼下に広がる遊牧民の村を見ながら、エリアスはいつもの世間話を始めた。


『そちらの様子はどうですか?』

『…西で僅かに、動きがあるらしい。近々、手を打たねばならなくなるだろうな』


この時はまだ、エリアスも西胡の勢力の大きさを認識してはいなかった。ふんと鼻で笑って軽口を叩く。


『頼るならばどうぞ。私に頭を下げて頼むなら、貴方がたが我が王国で暮らせるよう取り計らってあげますよ』

『そんな権力があるのか?お前、王にはなれなくなったのだろう?』

『舐めないでください。既に第1王子の即位は確実。その最大の功労者である俺は宰相の座に就くことが内定しています。ああ。このまま、影の執政者として暗躍するのも悪くないですね』

『エリアス。お前もただでは転ばんな。まあ…俺達も負けないさ』


得意気に語るエリアスを前に、彼は笑って息を吐く。


『そう言えば、兄と呼ぶなとあの子に怒ったそうだな。シャールカがむくれていたぞ』

『俺は兄では…ありませんから』


エリアスはそう言って、鼻を鳴らす。人を小馬鹿にしたような笑みを浮かべ、水筒に口を付ける。そう。いつもの余裕綽々の表情に違いなかったのだ。


『エリアスお前…』


しかしながらシャールカの父と言えば珍しく目を丸くさせて、衝撃的な一言を発した。


『シャールカのことが好きなのか』

『っ…!?』


ちょうど飲んでいた水を、ぶふうと吹き出す。気管に入りゴホゴホと咳込むエリアスに、彼は笑った。


『最近のあいつはすっかり背丈が伸びてな。やたらに婿にしてくれと言う輩に出会す』

『…それは、初耳ですね』


一度ゴホンと喉を鳴らして、エリアスはそれだけ口にする。否定はしない。エリアスが彼らの元を去って8年。その後も、遊牧民とは度々交流があった。会うたびに少女から女性へと成長して行くシャールカに対し、彼が特別な感情を抱くのに、そう時間は掛からなかった。


そんな想いを寄せる女性に恋愛対象外だと宣告される、即ち兄扱いされる状況は、彼の仄かな恋心と矜持が到底許せるものではなく。その為に兄呼びを禁止したのだ。


(普段は嫌になるほど鈍いくせに…何故、こんなところだけ鋭いのか…!)


完全に図星を突かれ、想い人の父を恨みがましく睨む。けれどそんな青年の淡い恋心を暴いてしまった彼は、どこ吹く風。豪快に笑った。


『まあ、俺に似て淑やかで控えめな良い女だからな!そのせいかあいつは胸まで俺に似てしまったようだが!!』

『さ、最低ですね…』


言いながら何とか姿勢を正す。すると、きらりと光る金色が視界に入ってきた。丘の麓、シャールカがエリアスに気付くと、その表情がぱあっと輝く。


『っ…』


純粋な笑顔を向けられ、一瞬言葉に詰まる。そんなエリアスの様子に笑って、彼はもう一度背中を叩いた。


『せいぜい頑張れよ!父親が俺だから、あの子の理想は高いんだ』



「ええ。全く、困ったものですよ…」


そして現在。バルトロメイの屋敷。誰もいない室内で、過去を思い返したエリアスは苦笑する。


「貴方には、敵いませんね…」


銀の睫毛を伏せ、そう呟く。窓からは金色の朝日が射し込んでくる。エリアスの瑞への訪問。その滞在期間、最終日のことだった。






「エリアス。道中、お気を付けてくださいね」

「ええ。貴女も体には気を付けて」


バルトロメイの屋敷。玄関で、シャールカとエリアスは向き合いそう話す。たくさんの荷物を馬車へと運び入れる北クルカの人間を横目に、背筋を伸ばし、彼女は強く宣言した。


「どうか父や皆に伝えてください。私は元気で、生きています。そして必ず、自身の責務を果たしますと!」


シャールカが言っているのは当然、性奴隷の責務のことである。


「せっかく貴方から知恵を頂いたにも関わらず、昨日は私の修行が足りないばかりに失敗をしてしまいましたが…」


(旦那様からはあり得ない嘘をついてまで拒否をされてしまいました…けれどこのシャールカ!次の一計を案じます!)


昨晩の惜敗を思い出し、ぐううと唇を噛み締める。そんな彼女にエリアスは自身の連絡先を渡し、優しく頭を撫でた。


「シャールカ。私は貴方の兄です。何かあった時はいつでも。直ぐに頼ってくださいね」

「エリアス…!」


これまで禁止されていた兄扱いを許可されて、シャールカの顔が輝く。エリアスは微笑んで続けた。


「貴女が本当に生きていると、北クルカの彼らを安心させてやりたいのです。何か、一目で貴女から貰ったと分かる物が欲しいのですが」

「分かりました!」


屋敷の奥へぱたぱた走って行く小さな背中を見送って、彼は振り返る。壁に背を付け佇むバルトロメイに対し、とびきりの笑顔で口を開いた。


「クルハーネク閣下。ずいぶん顔色が悪いですよ。昨夜はあの子に何か言われました?」

「……」


バルトロメイが睨むが、エリアスはどこ吹く風。しれっと言い訳を口にする。


「俺はあの子の希望を叶えてやろうとしただけです。ああでも言えばさすがに手を出すと思いましたが。まさかこれほど…馬鹿だとは」


最後の方は呟くようにそう言って、顔を背ける。やがて静かに口を開いた。


「…貴方が申請しているシャールカの国民権。俺からも進言しました」

「!」

「護衛の解任後も有事の際の為に、秘密裏で俺に部下を付けていたそうですね。だから監禁場所も直ぐに割り出せ、救出も早かった」


宙を見ながら淡々と語る。


「少々雑で無茶な作戦でしたが…迅速で被害を最小限に抑えた救出でした。ありがとうございます。助かりました」

「……」


バルトロメイが驚き、壁から背中を浮かせる。まさかこの男に礼を言われるとは思っても見なかった。


「コゼル殿」

「…準国民になるかは、彼らが選択したんです」


バルトロメイの言葉を遮るように、彼は別の話を口にする。シャールカ達東胡の民の話だ。北クルカでの彼らの処遇を、国民ではなく、わざわざ国民にしたその理由。


「権利が多くなればなるほど、課せられる義務も増える。強制された文化は時に、彼らの意志に反したものになり得ます」

「……」

「その為の“準”です。彼らは今の自分達よりも、未来に全てを遺すことを選んだ。そして、俺も」


彼らの選択肢を、エリアスは止めなかった。民族文化の重要性も、懸ける想いも、既に理解していたからだ。


「好きだったんです。彼らの考え方も、生活も、その中で生きてきた彼女も」


彼が顔を上げると、シャールカが階段を下ってくるところだった。こちらを捉えると、笑顔で手を振る。そんな彼女にとても優しい目を向けるエリアスに、バルトロメイは口を開く。


「コゼル殿。シャールカが望むならば、連れて行っても構わない」


自身の欲求も願望も何もかも抑え、彼は続ける。


「シャールカが幸せになれるのなら、俺はそれでいい」

「…私も貴方と、全く同じ気持ちですよ」


けれど、エリアスからはその台詞だけが返ってきた。バルトロメイを見て、どこか羨ましそうに目を細める。そして静かに頭を下げた。


「お願いします。どうかシャールカを守ってください」


傾けられた銀の頭に、バルトロメイは目を見張る。まさか彼にそれを言われるとは、露程も思っていなかったからだ。


「何を…」

「貴方に頼むしかないからです」


それだけ言って、エリアスは目を背けた。続けて消え入りそうな声で呟く。


「俺は、あの人の代わりにはなれない。彼女を守るものは、もう何もないのだから」

「…それは、どう言った意味だ…?」

「……」


バルトロメイの質問には答えず、エリアスは黙って背を向けた。


「エリアス!考えたのですが、皆と別れた際、私が身に付けていた帽子などいかがでしょうか」


言いながら駆け寄ってくる彼女を前に、1度だけ瞼を閉じる。


「シャールカ。俺は貴女に、言わねばならないことがあります」

「はい!…?」


元気よく顔を上げたシャールカが止まる。彼の表情が、今まで見たことのないものだったからだ。


「エリアス…?」

「……」


エリアスの喉がこくりと動く。本来なら一瞬の筈のその動きが、とても遅く映った。そうしてゆっくりになった時間の中で、エリアスはひとつの事実を口にする。


「インジフが、死にました」


単調な声で放たれた一言は、静まり返ったその場に落ちる。


「…誰だ?」


疑問を口にすると共に、視線を向けたバルトロメイは息を呑む。いつも弾けんばかりの明るい笑顔を浮かべる彼女は、ひどく、青い顔をしていた。






『シャールカ、そんな顔をするな』


最後に会った時、彼女の父はそう言った。今日、シャールカは老人や女子供を連れて北クルカへと向かい、彼は戦士達を率い戦場へ向かう。どうしようもない不安に押し潰されそうになる娘に、掛けられた言葉だった。


『お前には言っていなかったが…俺には夢がある』

『夢ですか…?』

『ああ。両手でも数えきれんほどの孫の世話をすることだ』


そう言われ、ぱちぱちと瞬きを返す。彼の子供はシャールカだけだ。その孫と言うことはつまり。


『私の子供ですか?』

『ああ。お前の母は早くに死んでしまったから、お前に兄弟を作ってやれなかった。それだけが心残りでな』


そう言われ、彼はとても子供が好きだったことを思い出す。


『なのに、まだ孫のひとりも見ていないんだ。そんな俺が、こんなところで死ぬわけないだろう!』


豪快に笑って、彼は姿勢を正した。背筋を伸ばし、剣を持つ。


『シャールカ。俺は必ず、生きて帰る。お前もそれまでには、好きな男のひとりやふたり、見つけておけ』


そうして差し掛かった別れ道を前に、何てことは無いとでも言うように、インジフはいつもの自信に満ちた表情で笑った。


『最高の娘をくれてやるんだ。俺の見る目は、厳しいぞ!』

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