エントリーNo.06

そこには薄い灰の空にもよく映えるえんじ色のカフェがあった。店構えは立方体を積み重ねた倉庫のようである。

店の前にはオープンテラスがあった。その更に前には階段がある。階段を下れば河川公園が広がっていた。

そこら一帯は様々な人にとって休日を過ごすのにもってこいの場所だろう。まばらに集う老若男女がそれを証明している。

彼らはそれぞれの昼下がりを思い思いに楽しんでいるようだった。

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