第9話 私の先輩

 前回のあらすじ。

妹である朝顔たちに向けてユウヒが謝罪を重ねるなか、一方でナシロと道具屋は交渉を進めていた。その途中、ナシロは吸血鬼の生態について聞かされる

吸血鬼は血を吸うごとに完全な生命体に近づいていく。

だが混血はの進化は違う。完全と不完全が同じ歩幅で近づいてくる。

不穏な言葉を残して道具屋との交信を終えたナシロは、あるポスターに目を留めて、ひとつの約束を思い出す。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――




「君がウリハちゃん?」


――上履きの色が違う。


 見知らぬ人間が教室に入ってきた段階で反射的にウリハの相手の素性を探っていた。

 入ってきてすぐに誰かを捜していた見知らぬ少女は靴の色からして一学年上のようで、ウリハを見つけると堂々と一年の教室に入ってくる。


「私カタカ。字はカタカナで、カタカ。覚えやすいでしょっ、よろしく! ウーちゃんって呼んでいい?」


 呆気にとられて、すぐ気を取り直し、流れるように警戒し、睨みつけるウリハに構わず彼女は輝かんばかりの満面の笑みを浮かべた。

 鬱陶しく無視しようとしたウリハの意識はしかし次の瞬間、大きくひらかれた彼女の口元を見て変えられた。


「あなた……」


「うん! 鬼です」


 吸血鬼と一口に言っても四種類の純血がいる。そのなかで鬼吸種と呼ばれる純血は、通常は上に生える牙が下の歯列に生えるという特徴をもっていた。

 目の前にいる少女の口内に、人間の犬歯とはやや形の違う吸血鬼の牙が見えた。それも下の歯列に生えている。鬼だと自己紹介したのは自分が吸血鬼であり鬼吸種だという意味なのだろう。

 一般人もいる教室でそんな紹介をし始めたことにもあっけにとられたが、それよりもカタカと名乗った少女の牙がどう見ても一本しかないことに意識を引かれた。

 牙が一本だけの吸血鬼。そんな相手などひとつしか思い当たる節がない。


「混血の鬼吸種……」


 ひとつ上の学年に混血が通っているとは聞かされていたが、混血自体、はじめて目にした。自分とは違う、人間と吸血鬼の間にできた半分劣った同属。

 まさか知り合うことになるとは欠片も予想していなかった。

 カタカは対応に迷うウリハの戸惑いを置き去りに、それどころか、加速させるようなことを願い出る。


「ウーちゃん、私と仲良くなりません?」


「来てください」


 了承もなくあだ名で呼ぶ彼女を無視して、手を引き、ウリハは教室をあとにする。突き刺さるクラスメイトの視線は、いつもより探る気配が強かった。

 カタカと名乗った彼女に抵抗の意思はない。仮にあったとしても、いまのウリハに気にかける余裕はなかっただろう。

 そのままずかずかと大股で、無礼な先輩を校舎裏まで連れてきた。


「一応は先輩ですから敬語は使ってあげます。――何のつもりですか」


「仲良くなりたい!」


 繰り返されて目元がヒクつく。徐々に苛立ちは募っていった。

 ウリハは懲罰部隊に所属している。役目は大きくいえば吸血鬼に敵対する者の取り締まりとなる。対象は混血も純血も人間も関係ない。

 学校に属する吸血鬼ならば、学生だけでなく教師もウリハの所属を知っているし、恐れている。吸血鬼の存在すら知らない一般の学生ですら、ウリハの刺すような視線や、事情を知る者達がウリハに向ける態度から、少なからず距離をあけていた。

 孤立しながらも決まりだからとウリハは過ごしてきた。

 なのに、わざわざ上の学年から彼女はやってきた。

 それも混血。

 気持ち悪い。それが最初の感情だった。


「馬鹿にッ……しないで下さい。おためごかしはいいです。取り入りたいだけなら、もう教室に戻ります」


 こういったやつらは稀にやってくる。友達面や恩師のふりをしているのだ。

 馬鹿らしいと一蹴すると、どいつこいつも被害者のような顔をする。そうするとまた、関係ない人たちがさらにウリハを恐れるようになる。

 ずっとそうだった。繰り返される問答にいいかげん慣れきっていると思っていた。

 それなのに、自分でも意外なほど声には怒気が乗っていた。声を荒げた自分に気づいて、すぐに自分の大きく開かれた口に手を押し当てる。


――きっとこの人の笑い方だ。


 取り入る者だと思ってみても、彼女の顔に薄汚い意思が透けて見えない。妙なイラつく。

 調子が崩れっぱなしなことにもむかついて、ハッキリと拒絶を示したウリハは、掴んでいた腕を乱暴に払いのけた。


「ウーちゃん、牙、コンプレックスなの?」


「…………先輩には関係ないです」


 反射的に顔をそらすウリハの動作は、否定を示しきれていない。ウリハの牙はある特徴をもっていた。

 普段から癖になっている口をあけない喋り方が先ほどの一瞬、怒気に任せて消えてしまった。

 目聡く見つけた彼女は「うーん」と首をひねる。


「そうだっ、ちょっとだけ待ってて!!」


「……何なのあの人」


 止める間もなく駆け出した先輩は、翻るスカートも気にせず校舎に戻っていく。

 このときになってやっと、自分達が靴も履き替えずに外に出てきてしまったことに気付いた。


――仲良くなろうよとか、意味わからない。


 靴を見て、動揺が形になったようで、さらにむかついた。


「混血はみんな、あんななの……?」


 変な人。吸血鬼がどうこう以前に、変人で。

 そんな人からの誘いに心が揺れた自分に気付いて、もっと激しく心が荒れる。

 戻ってしまえばいいものの、なんだか悪いことをしている気がして戻れない。

 

「なんで私が迷ってるの、あんな人のために」

 

 戻るに戻れず、落ち着かず、校舎裏で歩き回りながらに待つこと数分。


「お待たせ!」


「ちょっとカタカ!?」


「なんか増えてるし……」


 転びそうになりながら、彼女に引かれて別の少年までやってくる。

 またも上級生。それも上履きのままだ。


「この人はナシロ、混血だよ! ほらナシロ、口ひらいて」


「んぐッッ!?」


 息を弾ませて、彼女は嬉しそうに常識はずれなことを言う。まるで子供が思い付きを褒めてもらいたがっているみたいだった。

 頬に指を突っ込んだ彼女は無理やり少年の口をひらかせる。少年は涙目だ。

 続いてカタカも口をおおきくあけた。

 わかりやすく、混血の特徴である牙が一本ずつ生えている。少年は上の歯列に一本だけ。カタカは下の歯列に一本だけ。男女で一本ずつ。


「ウーひゃん、おほろい!」


「何が……」


 相好を崩す彼女の横で慣れているのか、驚きながらも少年はされるがままになっていた。ウリハはふたりの開かれた口をじっとみて、言葉の意味に気付かされる。

 純血は上の歯列に牙が二本生えている。だが第二種純血で片親が鬼吸種のとき、極めて小数だが牙が上下にわかれて生えてしまう者がいる。ウリハがまさにそれだった。

 自分の牙が上下に一本ずつ、まるで混血のように生えていることを、鏡を見るたびにウリハは思い知らされた。

 ウリハを妬む者や取り入るのに失敗した同属は影ながらそのことを吐き捨てていることを知っている。

小娘は混血のようだから、愚かな判断しかとれないのだ。劣っているのだ。

 ほんとうは、あいつも人間が混ざっているんじゃないのか。


「ねっ」


 カタカは自分とナシロの牙を指した。

 上下にわかれた彼女たちの牙はまるで……。


「三人でいれば、みんな一緒だよ!!!」


「わけがわかりません」

 

 だからなんだと、ウリハは思った。


「もう行きます」


「ほんと、ごめんね……」


 すれ違いざま、なぜか少年が謝ってきた。彼はなにもしていないのに。それどころかウリハと同じように被害者の側にいるはずなのに。

 ごめんね、と。カタカとすこし色の違う、人のよさそうな笑みで謝る。

 それが無性に癇に障った。


「簡単に謝って済ませるような人、大っ嫌いです!」


 だから切り捨て、ウリハは戻る。諸悪の根源である先輩は手を振っていた。


「カタカなにしたの。僕が一番怒られたんだけど……」


「ウーちゃんすっごい可愛かったね!」


 騒がしい声を背に、ウリハは確信にも似た直感を覚える。

 疲労と共に、絶対にまた来る気だな、と。

 ウリハの直感は翌日を待たず、放課後、現実に変わった。

 雀入すずいりカタカ。ひとつ上の先輩はそんな名前で、明るく、変な人だった。


   #     #


 長大な鉄柵の中央に座す巨大な門扉の上部から、二基の感知機が見下ろしてくる。屋敷に備え付けの感知器のランプは明滅していて、問題なく機能していることが見て取れた。あれならば吸血鬼の侵入者が現れた途端に警戒に移り、必要なら警報をかき鳴らすことだろう。

しかし門扉の前にウリハが立っても、装置は異常を知らせることはなかった。


『入って良いよ』


 やがて響いたインターフォンからの声に応じて、見上げるほどの門扉が自動的に開いていく。何度も通っているけれど出迎えが無いのは初めてだ。

 秘密裏に国に認められ、町の郊外、市の誕生と共に用意された敷地と屋敷。町の外れで敷地も驚くほど広いため、隣家など影も形もうかがえない。

 吸血鬼との折り合いのために用意されたここ夕暮市では、目の前の屋敷が土地の玉座といっても過言ではなく、ここはある種の大使館、治外法権のような扱いとされていた。

 付き添いがいないため視線をさ迷わせながら、数十メートルの距離を経てやっと屋敷に辿りつく。静かに扉を引くと、まるで空き巣のようだと罪悪感が芽生える。外と同様に室内にもひとの気配が感じられなかった。

 ぷつりと、途切れるような音がする。


『地下にいるから、入って来てくれるかな』


 割れた音は室内にまで備え付けられたスピーカーのものだった。インターフォンに続きいまの声も執事やメイドのものではない。鳴り響くのは屋敷の主、ギュンター本人の声だ。

 それから数回、声に導かれながらウリハは慣れない足取りで通路を進む。

 幾度も屋敷には来ているが、声は一度も足を踏み入れたことの無い場所に来るようにとウリハを誘う。 必要以上に大きな幅のある通路の先は突き当たりで、足元で一枚の鉄扉が床を覆っていた。


「地下、ですか?」


 きっと聞こえてはいない。けれど湧き上がる不安から問いかけずにはいられなかった。

 鉄扉を囲むように、毛足の長い深紅の絨毯が敷かれている。そのため、地下への道を隠す無骨な銀色の扉が神聖な物のように見える。


『あけて、入ってきて』


「…………」


 ざわざわと肌が粟立つ。あけてはいけないと自分のなか、誰かが叫んでいた。

 来たことのない廊下、誰もいない屋敷。知りもしなかった扉。

 どちらも覚えなどあるはずないにも関わらず、胸の中で警鐘が止むことはない。

 痛みすら発する胸を抑えて、重たい鉄扉に手をかけた。

 予想よりも扉は軽い。どこも錆びていないのだ。

 屋敷の一番奥にあるのに執着が伺えるほど手入れされていて、日常的に開閉されているとわかる。

 あけるとそこには、予想したとおり地下に続く深い階段が待ち構えていた。

 埃ひとつ見当たらない乳白色の階段の足元にはちいさな電灯が備え付けられていて、影を散らす役目を負っている。

 コツコツと靴を鳴らし、うるさい動悸を意識の外に追いやりながら慎重におりていく。

 階段の終点につくと聳え立つ巨大な両開きの扉が待っていた。屋敷の他のモノと一線を画した装飾が施されていて、どこの国のいつのものか、高価そうな金の取手が輝いている。

 ここから先は別世界だと、本当に入るのかと、最後の確認をされているようだった。

 胸の警鐘は激しくうるさい。知らぬ間に指先が震えている。


「入って」


 声はスピーカーではなく扉を隔てた別世界からやってきた。

 ウリハはなかば無意識に取手を握り、回してひいた。


「出迎えも出来ずに申し訳ない。他の子達は出払っていてね」


 白があった。無数の白が。


「君に見せるのは初めてだったね。といっても、あまり部外者には見せないけれど」


 喉が張り付く。ギュンターが微笑む。


「――これ」


「美しいでしょう」


 そこにあったのは、おびただしい数の大理石で出来た胸像だった。

 偉人や伝説上の人物を模しているのではないようで、どこにでもいそうな人たちだ。人種も関係ない。

 老人も大人も子供も、男も女も。無数のそれは皆一様に、不気味に、同じ感情を湛えていた。裂けるように口角は吊り上がり、深く眉尻は落とされる。

 像たちはいまにも感涙の雫をおとしそうな、世の幸福すべて一身に受ける、感謝の表情を浮かべていた。

 一番端にある新しいものは男性と、女性と、少女の像だ。両親と娘だろうか。どこか似通った印象を持つその三体も例外ではない。喜びに満ちた顔を浮かべて、ウリハを出迎えてくれる。

 ウリハはその三人と似た人物をどこかで最近、見たような気がした。


「私のコレクションでね。質の高い血の持ち主はこうして形に残しているんだ。吸血は一瞬で終わる。大きく一呑みだ。首元に顔をうずめてもいるから相手の表情は見えないけれど、きっとこんな風に、喜んでくれているから…………」


 照れ臭そうにギュンターは微笑んで、端に置かれた少女像を撫でた。


「この子は最後に作った子でね。頬のラインがよくできていて、隣にいるのは彼女の両親だ。母親と、父親。特にこの子――――朝顔といったか、彼女の血は美味しかった」


 家族だ。予想は当たり、説明はやむことがない。ギュンターの手を追ってよくみれば、三体の像の根元にはプレートが嵌められていた。英数字と、恐らく名字だろう同じ鐘代、の文字が見て取れる。

 どこが上手くできたか。どういう血の味だったのか。どういう経緯で飲んだのか。

 続けていくつもの自慢が流れ、ここの掃除だけは誰にも譲らないと、こだわりを漂わせながら男は胸を張る。

 ウリハが何もいえずにいると、ギュンターは静かに口を押さえた。


「――いけない。普段見せない相手に見せると、止まらなくなってしまう。もう少し見ていくかい? 私は掃除を終えたところだから、上にいるよ」


「――――――ぅ」


 ギュンターが去った部屋でウリハは耐え切れずに膝をつく。

 内臓が裏返る。猛烈な吐き気がこみ上げてくる。 ここにいるすべてが、吸われ、殺されたのだ。

 百歳にも達しそうな老人から、まだ十にもなっていない幼い子もいる。

 彼らが最期に浮かべた顔は、決してこんなモノではなかったのだろう。それなのに唯一正解を知る者に曲げられ、歪められ、好きに弄くり回された。

 全員がうれしそうに同じ顔をしていた。

 うるさかった動悸は鳴りを潜め、静か過ぎる、真っ白な部屋が押し寄せてくる。

 視界が歪み、ぐにゃりとねじれる。


――きもちわるい…………っ。


 こみ上げてくる吐瀉物を抑え込むと引き換えに涙が溢れる。

 手を突いて四つん這いになった。座ることさえできなかった。

 プレートの数字は識別だろう。


「英字は……」


 考えたくなくとも、答えは浮き出る。吸血鬼として察してしまう。


「味。……血の、味」


 輝くプレートに味の評価を載せられて、まるで品評会のように並んでいる。

 どれだけウリハが苦しんでいても、目の前に並ぶ像は笑い、どことも知れぬ場所を見つめ続ける。


「せんぱい……」


 反射的に縋るように助けを呼んだ。

 視界が黒く染まっていく。ぽたぽたと、雫が床に落ちていく。

 いまのウリハに、地面から手を離す余裕はない。離せば、そのまま崩れ落ちてしまうから。

 ウリハは耐える。感情が過ぎ去る時間をひたすらに待った。

 歪む視界もふるえる腕も、なにも頼りにならなくて、眼をつよく瞑ることしかできずにいた。


「……?」


 救世主は、ポケットから、ちいさく震えてあらわれた。


『ウリハさん、出かけるの、夏祭りはどうかな? また来年行こうって去年、約束してたから』


 届いたメールはあまりにも場違いすぎる誘いの言葉だった。

 醜悪さが渦を巻くようなこの部屋で、か細い光源が、ウリハの顔を照らしだす。


「……っ」


 弱くとも、場違いであっても。

 文面はやさしく、頬を緩める力をくれた。

 うずくまる少女の口の端はくるしげでありながら、それでも確かに、すこしだけでもほどけていく。


「ナシロせんぱい……」


 遅れて、締め付けるような胸の痛みもやってくる。

 暖かく締め付けられて、きゅうと鳴く様に胸が詰まった。

 にぎった端末の画面に……一枚の写真が浮かびあがる。

 不機嫌そうにそっぽを向くウリハ。

 反対側で困ったように笑うナシロ。

 ふたりのあいだに立ち、手を繋いで、快活な笑みを浮かべたカタカ。

 同じ紺色の中学の制服を着ている。

 数年前、まだ出会って間もないころに撮った写真。得がたくて、手放せなくて。

 ウリハは消えた画面を愛おしげに、指先で撫でていく。

 胸に抱き寄せ、温度が逃げないようにと包み込む。

 

「せんぱい、なんで」


 それでもどうしようもなく、暖かさは消えていく。

 懲罰部隊として、報告が来ていた。

 いまは過疎地となっている一画で、所属不明のものたちによる小競り合いが起こったようだと。

 どこからも被害届はでておらず、形に残る確たる証拠も何ひとつない。ただ、事件の場所と時間だけが、ハッキリとしていた。

 綻んだ頬ではうまく笑えず微かに引き攣る。

 ありえないとおもっていても、可能性がこころに燻る。

 ウリハのこころは、ゆるやかに暖かく、冷めながら締め付けられる。


「先輩は、あのあとどこで、なにしてたんですか……?」

 

 戦いがあったのはちょうど、噴水前でナシロと会ったその日だった。

 場所はナシロと別れた近くで、時間はナシロと別れたすこしあと。

 どれだけ否定しても報告のすべてが、ナシロと繋がってしまう

 声は届かず消えていく。


「ちがいます、よね」


 だれひとりとして、ウリハの言葉を聞き届けるものなど居はしない。

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