第2話 : 届いた脅迫状 ( 1 )
場面は少し
「 くぅぅぅぅ … あの不良娘めぇ …
シッポを出して来やがった!!
目的はやはり金かぁぁ … 」
日向﨑氏は、綺麗にパソコンで打たれた手紙を、両肩を震わせながら、今にも破かん勢いで何度も読み返している。
朝一番に届いた手紙に切手や
すると手紙内容の要約は以下の通りだ。
まず、一つ目は児童に対する
金額は500万円、事務室にある通常、学園案内と協賛基金の振込用紙を入れる為のA4型の封筒に、お金を入れ、二つ折りにし、中央をガムテープで三回グルグルと巻き留める事。
普段は、御主人様からのプレゼントは禁止なのだが、バースデーイベント当日に限り許されている。 その為、本日午後よりスターライト・エクスプレスで開催されるリコピン主催の、そのイベントに、必ず日向﨑氏、自身が持参して、届ける事が指示されている。
やたら封筒への指示が細かいが、この際そんな事は言ってられない。あの娘にとって外から見て直ぐ、取り引きの金だと分かる様に、学園の詳細が表記印刷された封筒が都合良かったのだろう。 さすがに、ボランティアの折、雑務を買って出ていて、学園の諸事情に詳しいだけの事はある。
補足として今後、リコピン側に何かしら、身体的な被害が
いちいち
「いい気になるなよぅぅぅ !! 今後、必ず!必ずっ!!痛い目に会わしてやるからなぁぁぁ … 絶対に!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます