第1話 : 最上階の罠 ( 2 )
「待つと言っても、中途半端じゃいけねぇ!
徹底すんだよ!徹底さっ!徹底する事を、
覚悟しなきゃいけねぇ!!」
だが、同時に多くの気配が、この最上階を支配している。
「でも、待つだけならガキにでも出来る!間
違っちゃぁいけねぇぜ!
勝者はナァ、積極的かつ、
戦略的に勝機を造り出すんだ!
つまり、待ちながら
時
場
利
を準備するんだよ!!
そして、何より大切なのは…
分かるかい?
お嬢さん… ?」
ギュッと彼女を見つめる。
「勝利への 希望 を
自ら創造する事だっ!!!!!!」
ここで、初めて少女が周りの殺気を
「オイオイッ! 演説が長く成ると言うのは、ジジイに成った証拠だ!!」
クレーン運転席から2人。タンクの
これも皆、綺麗な顔立ちの青年である。
「歳をくっちまったこったぁちげいねぇ!!」
「あまりにも、お前が遅いから食事は、もう始めてしまったよ!!」
と言う彼らは、皆手先に
「好みによるが、人間の男は、これはいけない
よ! 肉は固いし、スジっぽい!食えたもんじゃないな!!」
内臓を、えぐられた
そりゃ悪かったとばかりに、担いでいる娘のスカートをヒラリとめくり、柔らかな肉感を確かめながら、獲物を見せつけた。
やわらかに 伝い広がる
山肌の
「
思わず
「この獲物は俺が連れて行く!タップリと可
愛がった後は、
たらふく頂く
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