「女の子は時々すごいパワーを発揮する時があるから」
劇中美咲が大地に言った言葉ですが、まさに美咲自身だと思います。
ふとしたきっかけでアイドル業を始めた美咲。
同じクラスの大地はただのクラスメイトだったはずなのに、千春の時も美咲の時もピンチを救ってくれ少しずつ気になる。
大地もしがらみのない千春に心を開いていく姿に、同一人物であるも大地が惹かれる千春に嫉妬する美咲の心情の描写が読み込ませてくれます。
中盤の美咲の行動力はまさにすごいパワーを発揮し、こちらも惹き付けられて深夜まで一気に読んでしまいました。
一気読みできたので、完結してから本作品を知って良かったと思う反面、書かれている途中で知っていたなら、次の回へのワクワクが共有できたのかなぁ…と後悔してます。
落ち着いた折りには、2人の大学生のお話も読んでみたい作品です。